ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

#Stayhome 結晶塗装

相変わらず、こんな感じのマシン。
おそらく、もう少しで解決しそうな、そんな予感…
一向に解決しないのが、コロナウィルスね。

自分も含めてだがSF映画などで「迫りくる未知のウィルスに無頓着なモブキャラ。当然、そのうち死亡」みたいな感じなんだろうな。
これが、宇宙から飛んできた謎の怪獣だったら、ビルが破壊して大暴れするから「やべえ、逃げよう」て感じになるんだろうけど。

生きた人間のまま、ゾンビウィルスを撒き散らしてるようなものなんだろうね。

というわけで、できるだけ引きこもってます。
キャブレターセッティングの続きなんだが、こうして見ていると以前に塗装したキャブの屋根がみすぼらしくなっている。

メチャクチャ高額な塗料で塗ってみたんだけど、経年劣化でどんどん下地が見えている。カッチョ悪いので、再度、塗装をし直してみた。
結晶塗装(英語だとWrinkle paint。皺(しわ)塗装という言い方になる)に強い味方も登場します。

コレね。オーブントースターに見えて、実は焼付塗装ブースなのです。
真新しい工具はいいですね。
研究所の雰囲気にも合っているし。
でも、どういうわけか、うちの研究所は青空ガレージの頃から、新人さんは来てくれません。即戦力じゃないとダメなのね。

というわけで…
20年近く台所で修行を積んだ後、わが研究所にヘッドハンティングされたベテラン。
こいつでビシっと焼きを入れてやらないとダメみたい。

たった数年で色落ち。プライマーも塗ってるのにね。
というわけで、こいつをキャブから剥がして、剥離剤にダイブ。

4、5年前の残り?引っ越しのドサクサにもめげずについてきた。

5分もすれば塗装がブヨブヨになって浮いてくるけど、完璧に剥離するには30分は漬け込んだ方がよいかも。
ちなみに、剥離剤のような強烈な薬剤を使う時は、できるだけ肌を出さないように。
こんな作業でもビニール製の手袋、できればメガネも必須。

友達の工事現場を手伝った時、一緒に働いていた職人が剥離剤を飛ばしてきて、それがこっちの目にジャストミート。

 

まさに、真っ赤に焼いた鉄の串を突き立てられたような痛みに襲われます。

しかも、その時は、狭い足場(4Fくらい)だったので、水場のあるところまで降りるまでが大変だった。

そういうこともあるので、作業用ゴーグルは必須。
で、こういう強烈な薬剤を使うと、体質によってはアレルギー反応が出て、身体のあちこちが痒くなってくる(実は、おいちゃんも、そのケがある。少しだけ)。
薬剤が直接肌に触れなくても、そういう症状が出るので要注意。

30分くらい経つと、簡単に塗装が剥がせる。

そしたら、スプレーを「ひなたぼっこ」させ、缶の温度を上げてやる。
寒い時期は、缶を湯煎で暖めてやるといい。

ちなみに使用したスプレーは、コレ。

 

 

前にも書いたが、結晶塗装は厚ぼったく塗るのがコツ。
半乾きの状態で何度か塗る。

すると、こんな風に「縮んで」くる。塗料の厚みが均一じゃなかったせいか、縮みに統一感がない…涙

オーブンで焼きつけるのは、たぶん一昼夜というか24時間くらい経ってからの方がいいかも。結晶塗装の表面は、結構「ぶよぶよ」と柔らかいので、塗膜自体、固まってから焼いた方がいいと思われる。

プロの工場では、120℃で20分くらい焼き付けるようなので、温度計を見ながら「なんとなく」そんな感じで焼く。もちろんオーブントースターは余裕で120℃以上になるんで、ON/OFFを繰り返し、何となく120℃にしつつ20分ほど焼いてみた。

結果はWEBサイトへ近日公開…の予定!!

繰り返すが、コロナウィルスは「かからないようにすること」も大事だが、いまは誰が感染者なのか、分からない状態。
自分が感染者であることを前提に行動すれば、おのずとどうするべきか分かるハズ。

最後に、スーパーヒーロー志村けんさん、R.I.P。