ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

歳をとると文句ばかりが多くなる

ブログあたりで、個人が書いていることは、多少間違っていても「所詮は素人だしね」と、許されることもあるが、ニュースサイトなどで書かれてしまうと、ぐっと真実味が増すから、書く方もよほどの注意と覚悟が必要である。

具体的に書くのは自粛するが、あるオートバイのインプレを書いていた人がいた。
同じ車体をベースに用途を分けたモデルについて書いていたのだが、何回読んでも違和感がぬぐえなかった。
違和感というのは、オブラートに包んだ言い方かもしれない。
簡単に言えば「デタラメな記事」だった。

「この人、本当にバイクのインプレ記事を書いたことがあるのかな」
と、思って、記事からプロフィールを見たら、モータージャーナリストではなかった、というオチ。


90年代、情報やコンテンツを気軽にアップロードできる時代になって、確かに便利になった。
しかし、気軽さとは裏腹に責任は度外視され、ちょっと見た目の良いサイトで書かれていることは真実味を帯び、丁寧に事実を積み重ねていても、野暮ったかったりすると、信用ならない、とレッテルを貼られることも。

ワタクシが会社からお金を頂いて文章を書いていた時、取材して文章に起こすのは自分だったが、先輩に訂正を求められ、校正スタッフに誤字脱字を訂正、記事の内容そのものについては会社が責任を背負っていた。
たとえ、記事の方向性が、やや意図的、作為的だったにせよ、読者から指摘やクレームがあっても、真正面から受け止める義務もあったし、覚悟もあった。

今日読んだインプレは、誰が書いたか分かるようになっているから、個人で責任を持っていると言えるかもしれないが、無料の記事だからどこまで責任を自覚しているか、分からない。
広告を貼りつけている運営は、広告主に対する責任を持っているのかもしれないが。

悪いことに、この人が書いている過去の記事を読むと、的を得たこともちゃんと書いている。
きっと、正しく理解していることについては、間違いなく書けるのだろう。
サイトもキレイだし、いろいろなジャンルの記事が集まっている。
玉石混交(混淆)だから、余計に始末が悪い。

たまたま、オートバイに関する記事だから気付いたんだけど、こういうことは、ありふれているんでしょうね。
歳をとると文句ばかり多くなっていけませんね(笑)。