ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

確信犯

オートバイのアフターパーツ(レース用。公道使用不可)を組み込む商売。
仮にマフラーだっとして。
音の問題、排ガスの問題がクリアされていれば、片目をつぶってもいいのかな、と個人的には思う。

「安全性についてはレースで実証されている。公道よりも厳しい条件で使っているものが、危ないわけがない」という人もいるかもしれない。
レースという非常に短い時間、競技前後に車検の何倍もの手間暇で各部をチェックする体制と、ほぼ乗りっぱなしの公道使用のどちらが「厳しい条件」かは、判断に迷うところだけど。

現実問題、アフターパーツを購入して愛車に組み込むことは、オートバイ業界の振興にも繋がっており、規制緩和によって、オートバイライフを満喫するユーザーが増えれば、景気もよくなるという「確信犯」めいたものだったりして。
であるならば、がぜん頑張ってもらいたい。

子供の宿題を請け負う商売が好評らしい。
宿題をやるよりも受験やクラブ活動に専念させたいというニーズにマッチしたビジネスだという。
さる有名人が「詐欺なのではないか」と指摘して話題になった、あれだ。
「詐欺」という単語に飛びついた人もいるけど、法律上の詐欺に当たるかどうかを論じることが重要かというと、個人的にはそうでないと思う。
「ナンセンスな宿題もあるから、労力を費やすよりもマシだ」
「子供のうちから要領よく立ち回ることも覚えた方がいい」
という意見もあった。
なるほど、と思うこともあるが、宿題を代行してもらった、と堂々と言うわけはなく(積極的ではないものの、嘘をついている)、要領がいいわけではなく、お金で解決している、というところに疑問が残る。

そして、もっと考えなければならないのが、過半数の人間が、物事を肯定的にとらえ、このサービスを利用した子供たちが社会に出た時に、使い物になるのかということ。
親の目から見て「これは意味があるのだろうか」と首を傾げる宿題がないともいえないが、世の中は理不尽な困難に満ち溢れている。
クラブ活動のように努力そのものが評価されることも少ない。
宿題という初めて遭遇した小さな理不尽ですら、乗り越えられない子供が、どこでどんな役に立つと言うのか。

「役立たずのお子さんを育てます」というキャッチフレーズの元、商売をしていたら「ナンセンスな宿題を出す今の教育制度に警鐘を鳴らしているんだな」とも思えるが、きっとそんなことはないだろう。

あるいは、役立たずの日本人に育て上げ、この国と国民を支配しようとする悪の秘密結社が裏で糸を引いているのかもしれない。

なんてことを書くと、世の中の宿題代行業のみなさんから怒られそうですね。
世の中のニーズを察知してサービスを提供する、商売の王道を歩んでおられるだけなのだろう。

ワタクシなんかは、悪党なので、小さな宿題でもいいから、とにかく顧客を集めまくってビッグデータを得ます。
その名簿をですね、大企業に売るわけですよ。
「ここの家の子は、おそらく使い物になりません。将来採用しない方がいいですよ」リストとして。
依頼人からもカネがとれるうえ、大企業からもカネがとれる、二重に美味しいサービスでしょう?
流出元がバレたらどうするのって?
大丈夫、宿題代行を依頼する親たちにもプライドの切れっぱしくらいはあるから、口が裂けても言いません。
ノーリスク・ハイリターンな商売ではありませんか!

なんてことをこういう場所で言うから、嫌われるんだろうなあ(笑)。


そろそろ涼しくなってきたし、車検も取れたからバイク乗ろうかな。