ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

医療分業

今日、娘を病院に連れていき、処方箋をもらったら、こんな看板が。
相変わらず、やっつけ写真ですが
東北厚生局の指導により、閉鎖することとなりました」などと書いてます。
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診察が終わったら、ここから「ひょい」と行けばいいのに、医療分業に抵触するんでしょうね。
閉鎖されていました。
病院の裏手から、数十歩で行けるのに、表に出て、大きく迂回して、
イメージ 2
こちら側に来なければなりません。

東北厚生局を責め立てても「そういう決まりですから」というだけですから。
いったい、誰の為にこんな指導をしたのかというと、決して患者の為でも病院の為でも調剤薬局の為にもなっていないわけですよね。

東北厚生局のケチな担当者が「お、これは指導しなければならんな!」と点数稼ぎに実施した指導に違いありません。なぜなら、ここに柵を置くことで、得をする人間は誰もいないからです。
医療分業の根っこの部分を説明しだしたら、思い切り、横っ面をひっぱたいてやってもいいと思いますという暴力を増長するような発言をすると、なんだかんだうるさいので、精神的にひっぱたいてやります(笑)。

本当に医者と薬局が悪いことをしようと思ったら、こんな柵なんか意味がないわけで、ここに限らず、こんな風に小細工をして「医療分業の制度を遵守してます」「これで問題ありません」という光景には、甚だ失望します。

といっても、こういうくだらなくて、歯がゆくて、イライラする制度のお陰で、日本は何処にいっても同じクオリティとかルールの元で人々は生きていけるという面もあるわけで。
ルールがあっても、担当者次第で何とでもなる国は意外に多く、それが行き過ぎると、またダメですしね。

けど、昔、こんなことがありました。
旅を終えてシドニーの安宿で暮らしていた頃、オーストラリアをバイクで走ってた男性が、マシントラブルなどでスケジュール通りに旅を続けられず、何度も移民局でビザ延長をしても却下されたんですね。
もう少しで、彼の目標が達成できて、延長したいのはたったの2週間程度だったんですよ。

その話を聞いて血気盛んだったワタクシは「何とかしてやる!そのかわり、成功したらミートパイをごちそうしてくれ」と息まいて、移民局へ行きました。
審査官の前で30分くらい話したら、最後にその審査官は
「お前の言いたいことは分かった。ただし、条件はふたつ。ひとつは、ちゃんと彼に旅の目標を達成させて、オーストラリアのいいところを日本人に伝えること。そして、もう一個は…」
と、我々を厳しい目で睨みつけた
「ニューイヤーの花火を見ていくことだ!」
彼はニッコリと笑ってビザの延長を許可してくれましたよ。
粋な計らいでしょ?

こんな風にしろとはいわないけど、もう少し、意味のあることに国家予算を使ってほしいものです。