ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

RIP

戸井十月さんが、亡くなったそうですね。
こちらに出ておりました

詳しく語るほど、彼の著書を読み込んだことはないのですが…
オートバイでの冒険旅行の先駆者ですから、当時、いくつかの本を読ませて頂いた記憶があります。

今月は本当に訃報が多かった。

同級生の父親が闘病の末、亡くなりました。
いつもは、ひょうひょうとしている友人が「もう少し、頑張ってほしかった」と寂しそうにつぶやいていました。

次に自分の祖母が亡くなりました。
こちらは、98歳まで生きたので「御苦労さま」と笑顔で送り出せたといいますが、いい加減に生きる自分に、人生の大先輩として、いつも深い言葉を贈ってくれていたのです。
また、道しるべをひとつ、失いました。

祖母の初七日も終わらぬうちに、同級生の父親が事故で亡くなりました。
同級生は、震災で妹さんの子供を二人亡くし、今度は父親を事故で亡くしました。
病気でもなければ、本人の生きざまのせいでもなく、偶然に、しかし残酷に命が奪われたのです。
どうして、彼がそこまでの苦痛を背負わなければならないのか。
だから、神も仏もあったものじゃない、と思うのです。
あるいは、いたとしても、我々が普段、生活する上で地面を這う虫や微生物のことなど気にもせず踏みつけて歩くように、ほとんど意識することはないのでしょう。


喪服を出しっぱなしにしているから、ダメなんだな、とクリーニングに持って行こうと思っていたら、今度は取引先の社長さんが亡くなりました。
ちょっと前から身体を壊したとは聞いていたのですが、そこまで悪くなっていたとは知りませんでした。
もともと、大きな船に乗って世界中を旅してきた方で、船を降りた後は、故郷の海で養殖と漁を営み、まさに当地の第一人者にまでなった方でした。
保守的な方が多い中、いつも挑戦的、革新的で、自己を貫く姿勢には、いつも驚かされていました。
もしかしたら、畏怖の念をもって接する人も少なくなかったかもしれませんが、与太話や雑談が楽しくて、いつも長居してしまって、今思えば、ずいぶん仕事の邪魔をしてたんだろうな、と…


出会いよりも別れが多い、寂しい夏の始まりでした。