ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

ペテン師

本当にスゴいペテン師は、他人だけではなく、自分をも騙すのではないか、と思いました。

だいぶ前になりますが、あるトラブルに巻き込まれたことがありました。

最近、トラブルを起こした張本人が、当時のエピソードを周囲に、自分がさも被害者のように、自分はトラブルが大きくならないよう努力したが、徒労に終わった、とまで語っていたそうです。

もう終わったことですし、人間関係も利害関係もだいぶ変わりましたから、どうでもいいことなのですが、そんな場面においても話を真逆に広める手管は、ある意味スゴいなと思いました。

「あんな平気な顔して喋るなんて、良心のかけらも無いヤツだ」
と評する人もいましたが、その人は良心の呵責とか、そういう次元ではなく、もうすでに自分の記憶が根底から書き換えられているんではないかと思います。

交渉人の別府勇午が強力な自白剤を投与されて拷問を受けるのですが、秘密を聞き出そうとする側が別府勇午から得た情報は「捕まって拷問されても喋らないよう、記憶から消した」という正直なひとことでした(笑)。

多分、それと同じ感覚なんだろう、と思います。


追伸
どうでもいいですけど、10式戦車はカッコいいですね。