ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

全日本クライミングユース選手権ボルダリング競技大会2015

あえて検索に引っ掛かりやすいタイトルにしてみました(笑)。
記念すべき「第1回」なのに、「業界外」では、あまり触れられていないので…

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2015年5月16日・17日、鳥取県倉吉市で開催されました。
ユース選手権なので、選手はティーンエイジャーだけ。
それでも、全国から沢山の選手が集まりました。
開会式には、鳥取県知事、倉吉市の市長が。
すごい力の入れようです。
倉吉市まで行ったワタクシも、相当ですけど(笑)。

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ざっくりと、ホントにざっくりと言いますと、日本国内で開催される公式戦は、15m以上の壁を登る「リードクライミング」がほとんどでした。
15mくらいの壁を登りますので、途中で落下した時のために自分の身体に結んだロープを壁のところどころに設置された支点に結びながらゴールを目指します。

一方の「ボルダリングは4mくらいの壁をロープなしで登ります。
落ちてもいいように、床には走り高跳びで使用するような分厚いマットを敷きます。

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こんな風に、壁には樹脂製の突起物(ホールド)がついており、決まったホールドを使って登ります。
この写真の場合、赤なら赤だけ、青なら青だけを使います。
写真では見づらいかも知れませんが、途中に丸い青いシールが貼ってあります。
これはゴールまでいけなくても、ここまで辿り着いたらボーナスポイントをあげますよ、という意味です。
登ったか、登れないか、だと順位に差がつけづらいため、このようなアイディアが生まれたのでしょう。

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どうやって登るのか、分からない課題もたくさんあります。
「他の選手が登っているところ、見ればいいじゃん」
という方もいますが、実は競技中、ほかの選手は裏側で隔離されており、参考にすることは出来ません。
最近は隔離場所に携帯電話も持ち込めなくなりましたし、当然観客もヒントになるような声援を送ることは出来ません。

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ただ、競技開始前、選手たちは数分間、壁を見たり、スタートのホールドだけは触ることが出来ます。
この時、選手たちは自分で考えたり、選手同士でアイディアを交換します。
競技用語では「オブザベーション」というのですが、これが終わると選手は隔離場所に引っ込み、順番に競技を開始する、というわけです。

しかし、予選・決勝を通してその方法を取ると、ものすごい時間を要するため、予選は全員で競技する、というパターンもあります。この時、競技エリアは、何箇所かに分けられ、各エリアごとにいる審判の付近に列をつくって競技に当たります。
この時は、ライバルたちの動向をチェックできるのですが、制限時間内に与えられた複数の課題を登り切るには、回転率の早い列を探したり、効率の良い試合運びをしなければならなかったりと、別の忙しさがあります。

たとえば、ある課題にトライして、途中までしかいけずに落ちたら、また列の最後尾に並び直しです。
数十秒でゴールするような課題ならいいですが、ジワジワとバランスを取りながら、ひとつひとつゆっくりと登るという課題もありますので、競技時間が残りわずかの時、その列に並ばざるを得ないなんてことになったら、最悪のパターンです。

さらに、試合によってはひとつの課題に挑戦できる回数が決まっていたり、より少ない回数で登った選手の方がポイントが高い、というルールもあります。

そういう「戦略・戦術」も勝ち抜くためには大きな要素となるわけです。

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これは、一番年齢が低い「ユースC」の表彰式。
年齢でいうと小学校6年生~中学校2年生が対象(早生まれの人もいるので)。
ここに並んでいる子供たちでも、大人が倒すのは難しいと思います。
特に女子にいたっては、すでにワールドカップに出場する選手を脅かす実力を持つ子もいますから、日本のクライミング界は、本当にすごい。
オリンピックの正式種目になったら、ナショナルランキングも上位ですし、メダルを量産できると思います。

で、せっかく鳥取にまで行ったので…

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砂丘くらい観たいわけですよ。

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降りるのはいいけど、登るのはメチャクチャしんどいです。

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ラクダともご対面。
強風のため、キャメル・ライドは出来ませんでした…

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個人的には大ヒット!
本来つけあわせだった「らっきょう」を最初から入れるなんて…!!
すばらしい発想です。
でも、らっきょうをお土産に頂きましたので買いませんでした(笑)。

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空港は平日だったので閑散としていました…
「ホレ!落ちてしまえ!!」
「やめてくれえ!!」と騒いでも怒られません(笑)。

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鳥取名物の「牛骨ラーメン」。
豚骨のようなコッテリ系を想像していて「年寄りには酷だなあ」と思っていたら、あっさり味。
値段もあっさりしていて、胃にも懐にも優しい味でした。

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