ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

Z1RIIにZRX1200 DAEG の左ハンドルスイッチを移植してみた

前回までのあらすじ

Gpz400F(推定)のパーツを流用した左ハンドルスイッチ。
そもそもがヤフオクで落札した中古品。
運用には支障がありませんが、他のパーツを5年前に新調したので、やや見栄えが悪い。
なので、同じKawasaki車両のZRX1200 DAEGのスイッチを流用してみました。

備忘録的にいうと部品番号は
46091-0118 価格は\8,936(2014年当時)。

見た目はクラシカルなエストレアの46091-0122でもいいんですが。
ハザードスイッチが「取ってつけた感」があるのと、右がハイスロとOW-01ぽいスイッチなので、統一感を出すにはDAEGかな、と。
ついでにいうと…いや、大きな要因ですが、DAEGスイッチの方が2000円も安い!
水冷Zのスイッチは似たようなものが多く、別にDAEGにこだわる必要はないのですが、インジェクション仕様なのでチョークレバーがないのです。
レバーを外して流用してもいいのですが、溝のような部分が見えるので、ツライチのDAEGの方が良いというわけです。

といいつつ、買ったのは2014年の3月ですから1年以上ほったらかし(掃除中にプリンターの裏側に落ちていたのを見つけた)。
が、こないだのインシュレーター交換で「やる気スイッチ」が入り、作業に取り掛かった次第です。

ちなみに、我が家のZ1Rは10年前にメインハーネスをZ750FX(KZ1000-Mk2)のものに交換しております。
そういう前提で話が進んでます。
100%いないと思いますが、参考にされる方はその辺りをご注意を。


手順はこんな感じです。
1.スイッチとカプラー(配線)の解析。
2.フィッティングパーツの製作。
3.取り付け。


1については、13Pカプラの配線図が落ちてなかったので、スイッチを分解、テスターを1本ずつ当てて解析しました。

ヘッドライトHi/Lo(ディマースイッチ)
赤/黒   Hi
青/黄
赤/黄   Lo

ハザード&ウィンカー
緑    Leftウィンカー
橙    リレー
灰    Rightウィンカー
青    ポジション 消灯
青/赤   同上

パッシング
赤/白 → 赤/黒
茶   →  青/黄
※途中で合流

ホーン
黒/白
黒/黄   アース

イメージ 1
ハザードスイッチの裏側。
スイッチONでポジションがOFFになって点滅。
我が家のZはポジション球をキャンセルしているので、この配線は無視。
メインハーネスにも青い線がありますが、使わないのでビニールテープで蓋をしています。



2.フィッティングパーツの製作
結論から言うとカプラーに来ている配線のうち、使うのはウィンカーとホーン、パッシング用の電源。
13Pカプラーの必要性は疑問だけど、当初はボルトオンを目指してたので減衰覚悟でフィッティングパーツを作りました。
13Pカプラーの雌型は地元の電材屋では扱っていなかったので「配線com」から購入。
メインハーネスの9Pカプラーとの接続には、持っていたカプラーと配線を利用。
消灯時のパッシングを可能とするため、スイッチ側の配線をちょっと改造しました(前回を参照下さい)。

イメージ 2
色が微妙にそろってないのは、在庫している線がこれしかなかったから(笑)。
ハイビームの赤黒配線を熱収縮チューブで再現しているのが涙ぐましい…
どうにもよく分からないところは、建設現場御用達のパイオランテープでラベルを作成。
そのうち、風と共に去りぬ、でしょうけど…


3.取り付け

が、ここからです。
たいていのスイッチボックスがそうであるように、これもまた「回り止め」「ストッパー」がついています。
ハンドルで穴を開けてやるわけですが、ジャストミートがなかなか難しい。
今回も残念ながら1発目は失敗。2発目も微妙な位置になり、最終的には「長穴加工」になりました(涙)。
費用対効果を考えると、ストッパー削ってもいいんですけどね。

Gpz400Fのスイッチではホルダーが当たる面が微妙にアールして良い感じでフィットしたのですが、DAEGのスイッチは純正クラッチホルダーとは相性イマイチ。
なので、スイッチとホルダーの間に若干隙間が…
もう、この辺は妥協してしまいます(笑)。

ところが、これですよ…!!
クラッチを握ると、パッシングスイッチを押してしまうという…(笑)。
ホント、笑うしかないのですが、こういう失敗を積み重ねて後に活かすのが人生です。

イメージ 3

某SNSでは大反響だったこの現象(笑)。
知り合いにも「見たよ!」と笑われる始末。

これはこれで、何とかするしかありません。
とりあえず、クラッチ側の角度を微妙に変えてパッシングスイッチとの干渉を防ぎます。
なんだかな、という気もしますが、おかげで手首と手の甲の角度が浅くなり、指先でクラッチを握れるので腱の負担が少なくて良いかも。

イメージ 4

1cmちょいのところをかわしています(笑)。
まあ、これで妥協します。
本物はどういう風になってるのかな、と画像を探したら、最近のクラッチホルダーとかレバーって一回りくらい大きいんですよね。
レバーも大きく曲がっているので、スイッチを取り囲むようにして、かわす感じでした。

ライトとカウルを元に戻して、全体的な雰囲気を確認。
個人的には、違和感がないのでよしとしましょう(笑)。

シーズン序盤に間に合ったので良かったのですが…
実はここへきて問題が。

クラッチがちゃんと切れるか、テスト走行&給油に出掛けたのですが…
アイドリング~中回転域の雰囲気がオカシイ。
スコーンと抜ける感じがないのです…最後にキャブの調整をしたのは、いつだっけ。
それこそ10年くらい経ってるんじゃないだろか。
4発のキャブセッティングには、計測機器が必要なので、バイク屋さんまかせ。

しかし、我が家にはそんな予算があるわけもなく…
ツーリング復活への道は、まだまだ先のようです(涙)

オマケ。
随分前から使っている端子外し用のドライバー。
専用工具が高いので、これでツメを押して外しています。
VESSELと書いてベッセルと読むそうです。
イメージ 5

ちょっと前に買ったので、カタログ落ちしてるんじゃないかと思いましたけど…
ありました。
9900マイクロドライバーです。
本来の使い方とは違うので「端子外しに良いですよ」なんていうとメーカーの人に怒られるかもしれませんが…

イメージ 6

今回、13Pカプラーの配線図が発見できなかったので、一本ずつテスターを当ててメモをして…
時間はかかりますが、こうやってコツコツやるのが楽しいわけです。

次はHiビームにもリレーを入れてみますかね?
ここでも書きましたけど、リレー使ってバッテリーとダイレクトにつなぐと、本当に明るいです。
ハイロー両方でも数千円で作れるのでオススメです。

あるいは、リチウムバッテリー化というのも楽しそう。
でも、まだバッテリーも高いですからね…

いや、そんなことよりも、キャブを何とかしないと…