ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

ステーターコイル・レギュレーターの修理で大変お世話になりました

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写真がブレていますが、理由は後ほどご説明します。

実は、今回のトラブルを乗り切った要因は、コイルの交換が95%、アースの見直しが5%くらいなのですが、それは結果論であって、そこまで辿り着くためには随分悩みました。
ステーターコイルにしろ、レギュレーターにしろ、手持ちに良品在庫があって、パーツの入れ替えでチェックできればいいのですが、個人ではなかなかそういうわけにもいきません。
また、比較的人気のある旧車でも、同じ仕様の車両に乗る仲間が近くにいないので「この部品で試してみて」といえないことも。

ちなみに、某ショップにレギュレーターを送ってチェックできないかと打診したところ、諭吉との交換が条件だといわれ、それなら購入した方がいいし、とはいえ、そこが不具合の原因かどうかは分からない。
困った挙句、ネットであれこれ探していたら、

福岡県の有限会社ライトスタッフという企業に出会うことが出来ました。
同社では、このページを見てもらえれば分かるように電装品の修理・再生を行っていました。
そういう会社が世の中にないかといえば、あるのでしょうけど…
使われている写真や文面かららこの会社と社長の人柄というか、企業のポリシーが伝わってきて「これは、本当の技術者がいる会社だ」という判断から、こちらに調査を依頼しました。

社長の光安様からは「事情は分かったので、いつでも送って下さい」という趣旨のお返事を頂き、MOSFETと念のためZEP750のレギュレーターを調べてもらった。
ここから、光安様とは20往復以上のやり取りが続いたのですが、返事はいつも丁寧で、遠く離れた、おおよそ電気工学とは無縁の人間にでも分かりやすい説明が記載されていました。

さらに、車体の不具合を調べるべく、ワンオフのレクチファイヤを作ってもらいました。
冒頭の写真が、それです。
ピンボケでブレているのは、著作権というか知的財産保護の観点から。
この測定用のレクチファイヤもそうですが、メールのやり取り自体が、ノウハウの伝承というか、ものすごい情報が詰まっていました。

今回、無事にトラブルを乗り越えられたこともですが、このような方と御縁が出来たのは、まさに不幸中の幸いといいますか、このトラブルがなければ、生まれなかった御縁だと思っております。