ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

10.14

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2007年以降、この日はいつも秋晴れだ。
今日は、夏というほど暑くはなったが、半袖で十分過ごせる一日だった。
あの時は、やや肌寒くて、病院へ駆けつけた時、革ジャンとニット帽をかぶっていたけど、やはり、こんな澄んだ青空だった。
そんな一日の始まりに、朝飯を食べることなく、みんなにサヨナラを言うことなく、表舞台から姿を消すとは何ともったいないことだろう。

この1、2ヶ月の間、過去と決別する日々を過ごした。
誰かに頼んでも良かったが、お金もなかったし、幸い自分の時間を調整できる職業だったので、とにかく出来るだけ自分で我が家の過去を捨て去った。
捨ててしまえば単なるゴミだったし、実際、ゴミとしてしか扱いようのないモノも沢山あったが、それらも何処かのタイミングでは、誰かに大切にされていたはずだった。
そういう過去の輝かしい時間と向かい合いながら、重量にして2トン近くのモノたちとお別れした。

懐かしい写真、手紙の主…彼らも、これを機会に自分の元から去って行った。
今頃、何処で何をしているのだろう。
今の自分がそうであるように、何処かよその街で元気にしているのだろうか。
彼らは、生まれ育った街を懐かしみながら、再びここへやってくることはあるのだろうか。

それはさておき…

今年も今日という日を無事に過ごすことが出来た。
生きることは、それ自体、ものすごく大変なのだけれど。
しんどくて、ギブ・アップしたくなるようなことも多々あるし、もっと凄惨なことも振りかかるのが人生だけれど。
何のために生きているのか、と息をすることすら、辛くなることもあるだろうけど。

それでも、生きなければならない。
這いつくばって、砂と埃にまみれても。
また、1年、しぶとく生きていこう。