ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

日本ユース選手権 決勝

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春の公式戦、日本ユース選手権は今回が3回目なのですが、まともに成績を残したことがありません。
2年前が10位。
1年前がユースではなく成人選手を対象にした日本選手権と重なって、年齢別では19位と惨敗。

今回は、またユース選手権に戻ったものの、最近の高校生たちは身体能力も上がり、一般選手と遜色のない難易度になっている気が。

ロープを使うリードクライミングは、時間内に何度でもトライできるボルダリングとは違い、トライできるのは1回だけ。予選はデモ映像や他の選手のトライを見ても構わないため「あそこで結構落ちているな」とか「あそこは、ああやって登るのか」と下見が出来るものの、実際触ってみなければわからないことも多く、それで失敗したら即競技終了となるので、精神的にキツい。
趣味としてクライミングを楽しむ人でも、敬遠する傾向にある。

我が家のセガレも得意とするのはロープを使わない「ボルダリング」。
成績を残してきたのもボルダリングということもあり、リードを敬遠するようになりました。
リードの試合に出なくてもいい、とも思ったのですが、評価を得るには公式戦で成績をあげなければならず、そして公式戦の多くがリード競技に集中しているのが現状です。

なので、しぶしぶリードも続けてきたのですが、いやいや取り組んでいるせいか、リード競技は惨敗続き。
今回は頑張ったか?と思っても、決勝通過ラインの下に沈んだり、県代表として出場した競技でも、真ん中あたりの順位で終わってしまったりと、モチベーションがダダ下がり。
ボルダリングじゃ負けないのに」
と悔しがっても、負け犬の遠吠え。

なので、思い切って
「半分まで行ったら、それがお前のゴール」
「その代わり、思い切って登って、他の選手がやらないようなトライで観客を沸かせなさい」
という方針に切り替えました。

それで吹っ切れたのか、だんだんと思いきったトライが出来るように。

そして、今回の決勝。

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掴みづらい形状のホールドも慌てず、落ち着いて処理。

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強傾斜でのムーブも安定していました。

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が、残念ながら力及ばず。
決勝だけの成績は2位だったのですが、予選成績をカウントバックするため、4位と表彰台を逃してしまいました。
しかし、あと2手を止めれば、奇跡の優勝だけではなく、世界への挑戦権を手に入れられたのですが…

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実は、今回出場した選手の中では、おそらく最も体重が重かったと思います。
スポーツ・クライミングは軽量至上主義的な考えが根強く、鍛えるよりも痩せろ、みたいな風潮があります。
確かに体重が軽い方が有利な面もありますが、そればかりを重視するのはどうかと。

体操競技ほどシビアにならなくても、体重に負けないパワーと技術を身につければいいのではないかと。
昨年の今頃は、急激に増えた体重をコントロールできず、ケガに苦しみましたが、ボディコントロール、指を鍛える地味なトレーニングを続けて克服しました。

夏のジュニア・オリンピック・カップの出場権も手にしたことですし、少しはリード競技にも目を向けて欲しい気もします(笑)。