第44回東北総合体育大会 山岳競技会。
今年も少年男子の代表監督として参加してきました。
結果的には強豪チームを押さえて優勝。
少年男子・女子・成年男子・女子も好成績をおさめ、ひさしぶりの総合優勝。
いつも遠目で見ていた優勝トロフィーが宮城県にやってきました。
実はこの日、ニュースでも報道していましたが、秋田県内は猛烈な雨。
日曜日のリード競技は中止となり、前日のボルダリング競技だけで総合順位が決定したという…
リード競技で挽回したかったチームもあっただけに、微妙な後味を残した東北総体となってしまいました。
知事どのを庇うわけではないけど、土曜日、応援にかけつけてくれていた各県の方々、夕方の段階で高速道路はストップ、一般道も河川の氾濫や倒木で、あちこちの道路が寸断されて、何時間もかけて帰ったそうです。
宮城県チームが要請したスポーツ・トレーナーからも「いろいろ頑張ってみたけど、通れそうな道路がないので引き返します」と連絡がありましたし。
我々も日曜の昼ごろ、現地を撤収したのですが、高速道路は使用不可。
日本海側を青森に向けて走り、そちらを抜けて帰りました。
秋田県知事が夕方の段階で酒を飲まずに帰ったら間に合ったかどうか、は分かりませんけど、万が一、無理して秋田へ戻って車が立ち往生したり、ましてや土砂崩れに巻き込まれたりしたら、
「わざわざ危険を冒して帰る意味が分からない」
「電話で指示すればいいんじゃない」
とか叩かれるんだと思います。
ワイドショーでもコメンテーターがイロイロ言ってましたけど、現地に居た人間からすれば
「現地の状況も知らないで、エラそうなことを言ってるんじゃないよ」
と嗤って差し上げたいですね。
念のために言っておきますが、だからといってコメンテーターの方々を責めてはいけません。
番組的には「秋田県知事を責める」というシナリオが作られているので、不利な情報だけにフォーカスして、それをもとに分析するわけですから、当然、ネガティブな回答しか出ません。
高速道路が使えなかった。
一般道も、ほとんど分断されていた。
分断されていた道路の地域では避難指示が出ていた。
携帯電話の災害アラートもガンガン鳴っていた。
という情報がごっそり抜けていたでしょう?
自分自身、メディアに携わっていただけに、たとえ報道でも
「ノンフィクションをつくるフィクション番組」
という認識です。
やはり、自分が見たもの以外は信用しない方がいいですね。
ちなみに、日曜日のホテル。
窓を空けて寝てたわけじゃないですよ。
雨漏りです(笑)。
どこから漏れているのか、目が覚めたら、インターホンもテレビもエラいことになっていました。
夜までノートPC開いて仕事していたので、間一髪でした。
ここから、スポーツ・クライミングは怒涛の公式戦フィーバー。
特にユース世代は、大忙しでしょう。
つきあう大人も大変ですけどね(^_^;)