ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

奪われた日常

父が死んで半年近く経った。

つい、何日か前に話をしたばかりだった。
老いてはきたが、あと10年は大丈夫だろうという感じだった。

でも、父は朝に冷たくなっていた。
正確には、朝、母と話をして、母が少し目を離している間に死んだのだ。

くも膜下出血による突然死というヤツだ。


誰にでも起こりうることなのだが、まさか自分の父がそのようなことになるとは。
想像もしなかった。
想像したことくらいはあったのだろうが、ありえないとタカをくくっていた。


父が死んだ当初は、涙も出なかった。
喪主として泣く時間すら与えられなかった。

そうしているうちに、時間が過ぎた。


こうなることが分かれば。。。とも考えるが、それはどうしようもないことだ。
それでも、なお悔いる。


物心ついたころから、親とまともに向き合うことを避けてきた。
ハードボイルドや、アウトローを装ってきたからかもしれない。


でも・・・


もう少し、きちんと向かい合って話しておくことがあったのではないのか。



この世の中、多少のやり直しは可能だが、これだけはどうしようもない。



この10年、後悔してばかりだ。
大切なことも見逃してきた。
大切な何かをおざなりにしてきた。

これから、どこへ向かうのだろう。。。