楽団四季 3/4
平日の、しかも連休明けの夜９時に（笑）。
場所は仙台駅東口のホルモン屋。
ホルモンを突きながら、ちびりちびり…ではなく、とにかく頼む、頼む。
注文にオーダーが追い付かないくらい、食いまくった。
店員のあんちゃん、おねえちゃんが、たまらず吹き出す位、たくさんの馬鹿話をした。
単純に比較はできないが、みんな、それぞれ、いろいろしんどいようだった。
刻々と終電が迫る中、酒を飲まないオレが聞いた。
「あのさ、そろそろ終電じゃない？」
すると一人が
「いや、タクシーでしょ？スタート遅かったし」
だって、塩竈までなんぼよ？
そして、もうひとりは
「ビジネスホテル取ったから、関係ないよ」
…ですって。
飲み代よりも高いじゃん！クレイジーメーンです。
終電大丈夫？と、聞いた自分が小さく感じましたね。
その後、キャバクラに行く程、金のない我々はビルの裏であーだのこーだの馬鹿話。
時折、若いオネーチャンたちが傍を通るんだけど、クスクス笑われて。
昔、昔もこんなんだったなぁ。
要領よく立ち回れないから、いつも貧乏クジ引いて。
カッコつけてるつもりが、どこか滑稽で。
でも、それでいい。
そして、見よ。
この世には、こんな素晴らしき景色もたくさんあるのだから。
あの時と変わらぬまま。
