WORKS Vol.1(1977.Emerson Lake and Palmer)
だんだんとメジャーな路線から遠ざかってます(笑)。
プログレッシブ・ロックを聴いてる、とかいうと嫌な顔されたりしました。
しかめっ面したり、オタク同士がヒソヒソと「この転調するところがいいよね」とか「変拍子に入ってからが、この曲の核心だよ」とか…それがどうした!とね(笑)。
ノリノリのHR聴いてる、HR好きです、の方が健康的でしょ?
ピンク・フロイドやイエス、キング・クリムゾンは知っていてもEL&Pは聴いたことがないとか、ツェッペリンやディープ・パープルを知ってても、ユーライア・ヒープは聴いたことがないとか、あると思うんですけど…
EL&Pとの出会いは、音楽活動とはまったく別のところで、小学校の頃「幻魔大戦」が映画化され、そのサントラを手掛けていたのがキース・エマーソンだった。
天衣無縫のキーボードのメロディをブラスで追えないかと四苦八苦した健気な幼少期を思い出したりして。
新日本プロレスのオープニング曲は、エマーソン・レイク・アンド・パウエル(コージー・パウエルのこと)のThe Scoreという曲だというと、意外に「ああ、あの曲か」という反応だったり。
タルカスも展覧会の絵もカッコよかったわけですが、ワタクシが聴き込んでいたのは、Works Vol.1。
方向性としては、以前紹介したビートルズのホワイトアルバムのような感じで、ソロ曲の集合体みたいなアルバムなんですが、その分、それぞれのやりたいことが鮮明に表れている。
その中でも好きだったのが、ピアノ協奏曲第1番。
第1楽章:アレグロ・ジョコーソ
第2楽章:アンダンテ・モルト・カンタービレ
第3楽章:トッカータ・コン・フォコ
全然ロックンロールじゃないんですけどね。
初期のアルバムに納められていた「運命の3女神 クローソー ラキシス アトロポス」同様、キース節が全開バリバリ。
一応、ワタクシ、元ピアニストなので(笑)。
ソナタまでしか行けませんでしたけど。
ちなみに、展覧会の絵の楽譜は買ってきましたが、ハッキリ言ってお金の無駄でした。
楽譜にも「超難しい」と注釈があるくらいでしたから(笑)。
ノリ、という面において、高揚感があるのは、カール・パーマー(Dr)の作品ですね。
なかでもTANKという曲は、ドラムの勉強をしていたワタクシにとっては「神業の数々」がちりばめられた曲で。
実際、どうやって叩いているのか想像もつかないほど。
ソロが終わった後は、キーボードがウニャウニャしてますけど、やっぱり主役はカール・パーマーです。
一応、布教活動の一環として、展覧会の絵も紹介しましょう(笑)。
「ああ、この曲かあ」と誰もが御存知でしょうから。
ちなみに、キース・エマーソンもZに乗っていたんですよ。確か。