ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

石巻市 魚町

ようやく燃料を補給できたので「おっとり刀」かもしれないが、石巻の知人に食糧と生活物資を運んだ。
一部メディアで語られているように、日が暮れると略奪が発生するという。
比較的被害が少ないといわれる、塩釜市でも略奪が相次いでいる。

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TVでも報道されている製紙工場。
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本来は片道2車線が確保された工場地帯の道路。
物資運搬のための道路は走れるようになっていたが、脇道には汚泥、津波に押し潰された建造物の残骸、車輛が転がり、従来のように進入することは不可能である。

多くの水産加工場が立ち並ぶ魚町の建物は、多くが倒壊。
比較的、原型を保っているものでも、シャッターがひしゃげている。
スーパーなどの店舗は、骨組みだけを残し、がらんどうになっている。

比較的、被害が少なかった加工企業の経営者と話が出来た。
それでも、工場再開のメドはたたず、保険にも入っていないため、莫大な費用がかかるという。
「あまりにもすごくて、もう、笑うしかない…」
また、リースについても保険の適用にならないらしく、さらに負担がのしかかる。
家を失い、日々の生活にも苦労する人々を救うのは急務だが、これらの経営者、企業を救済しなければ、経済はどんどん失速していく。
個人の救済を復旧とするならば、企業や経営者への救済が復興の足掛かりになるのではないだろうか。
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石巻市商店街と女川を結ぶ街道は、さらに悲惨な状況である。
ある程度の片づけが終わったため、道路の両脇にはゴミとなったものがうずたかく積まれている。
一体、どこからどういう具合に手をつけるのだろうか。
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コンビニ、飲食店など壁面がガラス張りの店舗は、水の流れが出来たせいか、多くの車が突っ込んでいる。
写真に写っている中華料理店は、何度も通った。
中国人の店主は、相当苦労して店を開き、近年は石巻の商業地域に支店を出したばかりだった。
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