ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

被災地にこそ投資を

善意のお金は貴重であり、本当に有り難い。
メディアによれば、すでに700億円を突破したという。
では、単純にそれを4月5日時点で避難している方の人数(163712名)で割ってみる。
すると、ひとり42万円ちょい。

避難者数は、いわゆる指定避難所にいらっしゃる方々の数字なので、自宅で避難している方、知人宅に身を寄せている方はカウントされていないと思うので、そういう人を含めれば、実際はもっともっと沢山の方々が避難していることになり、すると実際に頭割すると、もっと金額が低くなる。

仮に1世帯5人で避難して40万円×5人=200万もらっても、当然家は直せない。
そして、避難している人たちの多くが、仕事を失ってしまっている。
であれば、ガレキの撤去などの「人海戦術」に頼らなければならない作業に対して日当を支払うようなシステムをつくればいいのではないだろうか。

おまけにその作業は非課税にして、失業給付をもらいながらも従事できるようにする。
そして、そこに個人ではなく、個人事業主、法人が従事する場合、一定の割増をつけてやる(そのかわり、法人税はきっちり払ってもらう)。
すると、取引先がなくなって社員の仕事がなくなってしまった事業主に、新たなビジネスが生まれる。

仮に某社長の100億円をそこにまわすとする。
日当1万円で1日1万人を雇うと、1日1億円の人件費となる。
これが、100日(3か月ちょい)続けられる。

働かないで貰った方がいいかもしれないけど、そんなことは不健康だし、ボランティアにばかりまかせるのも、どうかと思うし(余談だが、偽ボランティアというのもいて、片づけをした後に、日当を要求するんだそうだ)。

お金を貰って従事する、ということになれば、モチベーションも違いますよ。
そこに、少なからずプロ意識が芽生えますよ。
この状況下でも「きっちり働く」という意識をもった国民は強いし、日本人はそういうのが向いている(楽してもらうということに、罪悪感があるから)。

そうして、荒野を更地にできたら、またお金持ちに投資してもらいましょう。
もしかしたら、これまでにないビジネスが生まれるかもしれない。
ゼロになったことで、新しい何かを生み出しやすい環境になったかもしれない。

日本人であれば、悲劇を転機に換えられるはず。

なんて、ここで書いてもしょうがないので、自分は自分でやれることをひたすらやっていきます。