ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

日本中枢の崩壊 & 七月の骨

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明け方、首と背中の痛みで目が覚めました。
首を回すと、背中まで痛みが走ります。
それなりに身体を休めていたつもりだったんですが…

今日もジムへ行こうと思いましたけど、あまりの痛みにやめときました。
天気も悪いので、本でも読もうかと…

一冊目は「日本中枢の崩壊」
かの高岡蒼甫氏の発言ではありませんけど、日本の報道機関は大半が記事を捏造しています。
捏造という表現が行き過ぎなのであれば、こういうことです。
記事を書く時…

A「Takedaはいいヤツだが、スケベだ」

B「Takedaはスケベだが、いいヤツだ」

同じことを書いているのですが、AとBでは読者に与える印象がまるで違う(と思うのですが)。
書き手が事実を並べる順番を変えるだけでも、このようにコントロールできるのです。
逆に言うと、長ったらしく修飾された文章の中から、事実だけを拾い、同列に並べないと真実を読み違えてしまいます。
とはいえ、意図的に捻じ曲げて、さらには虚偽の情報まで織り込まれたコンテンツなどは、もう何が本当なのか分からなくなります。

じゃあ何処の誰が言っていることが、信じられるのだ?

と思い悩むわけですが、個人が実名でリスクを背負った言動・書物・記事については、少なくとも信憑性が高いのではないかと(それだって、どうか分かりませんよ)。

なので、日本中枢の崩壊を買ってみたわけです。
まだ、最後まで読んでませんが、官僚も政治家も個人よりもシステムがよくないんでしょうね。
既存のシステムを改善したり再構成するのは、内部のアクションでは難しいんでしょうか。
外部からの圧力とかパワーが必要なのでしょうね。

なんて書くと、こういう一文を拾い上げて「Takedaはテロ思想がある」「アナーキーだ」なんてことになるんですね、日本の場合は。


一方の七月の骨。
たまたま、立ち読みした時に「おお、吉田聡版のバクマンだ!」と(笑)。
バイク乗りの皆さんだと、湘南爆走族荒くれKNIGHTが思い浮かぶんでしょうね。

ワタクシは、昔、友人の友人宅を不法占拠していたマフィアの予備軍と抗争になり、戦利品の中に入っていた「スローニン」というマンガを読んだ時、心にズッシリとした何かが残りました。
江口洋介、善波七五十などのスーパーヒーローも魅力的ですが、この人の作品に登場する、行き場がなくて毎日モンモンと過ごす青少年たちが、とても上手に描かれている。

学歴もお金も社会的地位もなく、かといって極道に行くほど肝もすわっていない。
じゃあ、地道にコツコツ働くかというと、まだ自分には何かがあるのではないか、など妄想や逃避に走ったりしながら、ああでもない、こうでもないと迷い続ける姿が、愛おしくさえ感じる。

多分、ワタクシ自身が、彼らと同じような日々を過ごした(もしくは過ごしている)から、そんな風に思うのであって、トントン拍子に人生を歩んできた人には、滑稽だけなんでしょうね。


なんだか、まったく毛色の違う二冊でした。