ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

最終回 4機目でアクティベーションできたiPhone 4S

【これまでのあらすじ】
発売当日に引き渡された4Sだったが、初期不良
初期不良品なのにSBストアから、ユーザーで対処してくれと言われてアップルと直談判。
しかし、送られてくる4Sは、なぜかアクティベーション不可能。
3機目にいたっては、16GBが送られてきたという…
新品未開封の4機目で、やっとアクティベーションが出来て、ようやく、ようやく可能になったという…


11月8日
再び、アップルから電話が入る。
これまでの担当者から専門の対応部署?のような部署が対応するというのは、前回の通り。
「では、そちらにお繋ぎします…5分ほどお待ち下さい」
はい、と答えたものの、それを繋げてから電話をよこすべきじゃないのか。
ワタクシのように、自分のスケジュールをコントロールできるならまだしも、普通の会社員なら「ああ、もういいです」となるんじゃないのか。
案の定、10分弱の保留になり、やるべき行動がひとつ潰れてしまった。

替わった担当者は「お客様が費やした時間や費用についてお支払い出来ない前提で話を進めさせてもらう」とのこと。
予想はしていたが、どういう根拠で顧客が費やしたコストを弁済できないのかが、知りたいところである。
そういうことで話を長引かせたくなかったので、とりあえずこちらの言い分を伝えた。
とどのつまり、何で最初から新品未開封で対応しなかったのか、と。
あなた方の都合で延び延びになったんだろう、と。
それから、アップルの用意した答えを聞いた。

その前に、何でここまでワタクシがアップルに突っ込んでみたのか。
結論から言うと、費用の弁済が目的ではありません。
ワタクシは、ipodiPhoneiPadという電子機器をファッショナブルなテイストで覆い、itunesというプラットフォームとの連携によって「布教」させた巨大組織が、たったひとりのユーザーに、どういう姿勢で対処してくれるのか知った上で、少なくとも、あと10年くらいは市場を席巻しそうな企業とどう向き合えばいいのかを体験したかったのです。

こんなことを言うと、偏執的な人間だと思われるかもしれないけど(笑)。
でも、ワタクシは30年くらい前のアップルを知っている。
APPLE IIなどの辺りである。
あの頃のPCは、専門的分野の人間か一部のマニアくらいしか手を出さないシロモノだったが、まさか、ひとつのメーカーが、それこそMSX規格のPC、NECやシャープを追い抜き、ポータブルミュージックプレイヤーでも世の中のスタンダードになるとは考えもしなかった。

ということは、今後、アップルが冷蔵庫を作らないとは限らない。
住宅も手掛けるかもしれない。
教育事業や保険業界にも参入する可能性もゼロではない。
つまり、我々の生活において、すごく身近で、影響力をもつ存在にならないとは限らない。

別のケースでアップルと揉めた時「ここまでやってくれる会社」と安心するのか「ここまでしかやってくれない会社」と失望するのか。
事前に知っておくことで、何となく心の準備が出来るじゃないですか。
顧客対応が同じように進められるかなんて分かりませんけどね。

で、アップルから出てきた答えが、これ。

「アップル本社より、非売品のマグカップ、Tシャツを送らせて頂きます」

回答に関する個人的感想は、伏せておきます。
こういうトラブルがあった場合、いまの時点ではこれがアップルの限度のようです。
もちろん、ワタクシがアップルのヘビーユーザーで、信奉者で、本社役員と旧知の仲で、株主で、何らかの影響力のある人間で…というのであれば、また違うかもしれませんが、はじめてアップル製品を手にしたユーザーには、こういう感じで対処するようです。

ちなみに、興味本位からこんなことを聞いてみました。
いま、あなたがいる場所は何処ですか?日本じゃないでしょう?
「そうです。海外です」
どの辺りか、と聞いたらアジアは全てシンガポールのコールセンターでカバーしているのだという。
なるほど。
じゃあ、オーチャード辺りですか?と聞いたら驚いてました。
ついでに、今度そっちに行くから、会えるといいねえ、なんてこと言ってみたりして(笑)。
まさか、ホントに行くとは夢にも思ってないでしょうけど。
てなわけで、2週間後には我が家にUS本社からアップルグッズが届くようです。

肝心の4Sですが、今のところ問題なく使えているようです。
よかった、よかった。