日本を離れる前はカッコつけて「バンコックとかミャンマーみてきます」とか言ってたクセに、バンコックの洪水とミャンマーのコネクション確立がうまくいかなかったので「ああ、どうしようかなあ」と考えてたのが、ホントのトコロ。
「そういや、バトスピが好きなマレーシア人の学生がいたっけなあ。会いにいってみるかな」
と、バトルスピリッツのパックを片手に、クアラルンプールへ向かってしまいました(笑)。
その前に、コイツを準備しなければなりません。
マッドサイエンティストのワタクシによって、携帯電話も魔改造が施され、あら不思議、どこの国のSIMカードも突き刺さるようになりました。
もちろん、メーカーの保証適用外ですが、気にしません。
ホントは、すっげー気にしますけど(笑)。
こいつは、マレーシアのDiGiというキャリア(日本でいうドコモだのソフトバンクと一緒)が販売してる「5日間限定データ通信用SIMカード」です。
やり方は簡単、コイツを自分の携帯に突き刺して、APNを入力すると電波を拾い出します。
マニアックな人は、開封から開通まで、歩きながら数分で完了します。
ちなみに、ワタクシは最初うまくいかず、思わず、裏コードの入力を再確認しましたが、だいたい、うまくいかない場合は再起動で乗り切ります。
のび太ママの45度チョップと同じ感覚で、あまり根拠はありませんけど。
で、性懲りもなく、マレー鉄道の駅へ。ここは、シンガポール側の駅です。
しかし、今度の席はちょっとグレードアップ!
寝台です!!
「えー写真撮っただけなんじゃねーの?」って?
まったくもって流行遅れなブーツカットのジーンズと5本指ソックスは、ワタクシの足である何よりの証拠!
というわけで、一日3本しかない、クアラルンプール行きの長距離列車で北上します。
ちなみに、ワタクシが乗ったのは、13時台のヤツ。
到着時刻は19時だか20時くらいだったのですが…
いきなり、1駅目で緊急停車(笑)。
最初「どっかが単線になっていて、すれ違うのを待ってるんじゃないか」とか思いましたが、1時間経っても発車する気配が微塵も感じられない。
そしたら、エアブレーキの故障だそうです(涙)。
そうなってくると、がぜん、ヤバくなってくるのが「1日4食」の胃袋。
「食堂車があるって言ってたけど、どこだ?」と、探したら…
ありました、食堂車・・・?
ていうか、食堂車っていうより、売店じゃん!!
ただ、板で間仕切りをつくっているだけ。
売っているのは、クーラーボックスに入ったコーラだの水だの。
食いものはカップメンと怪しげなハンバーガー。
しかも、窓口で販売してくれるのは…
携帯を持つ手がぶれるほど、美しい男性。
腕によりをかけて、カップメンにお湯を入れてくれます(笑)。
IKKOさんとファイヤーエンブレムを足して二で割ると、こういう人になるんじゃないでしょうか。
欠食児童がありついた、今日の昼ごはん。
怪しいでしょう?
ちなみに、カップメンはトムヤムクン味。またも、辛い物に攻撃を受けています。
寝たり、起きたりして、やっとクアラルンプールに到着したのは、もう21時を過ぎた頃。
もちろん、ヘトヘトです。
寝台車輛をチョイスしたおかげで、不慮の遅れにも何とか対応できましたが、これ、最低グレードの席だったら、間違いなく昇天してました。
じゃーん。
これが、クアラルンプールの夜景です。
なかなか、いいホテルでしょう?
多分、フルブッキングで満室になり、もらった部屋は何とスイートルーム!
かったるいし、ルームサービスでも頼もうかと思いましたが、夜の街へ繰り出してみました。
しかし、すでに12時を回ろうとしており、レストランの多くが閉まっておりました。
唯一やっていた、ハラルフードレストランで、よく分からないまま、店の人のオススメをチョイス。
とりあえず、腹を満たした後は、お散歩。
すでに夜中だってのに、屋外レストランでは、ライブやってました(笑)。
なんだか、不思議な街ですな、クアラルンプール。
つづく