ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

Z1Rの燃料計

こちらのブログにしか来ない方もいるらしいので。
本家のWEBに書いてたことをダイジェストに(こっちの方が読みやすかったりして)。

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かいつまんで言うと、燃料計とかセンサーの整備。
いつの頃からか、燃料計の表示がおかしくて「フューエル・レベル・センダー」がぶっ壊れたんだろうか、と悩みながらも「どうせ、そんなに走る機会もないし。乗り出すたびに満タン給油すればいいんでしょ」とお茶を濁していた。

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せっかくサービスマニュアルにイロイロ書いてるんで、抵抗値とか調べながらタンク内部のセンサーを調べる。
でも、マニュアル的には「フューエル・レベル・センダー」。
ややこしい。


ようするに、フロート(浮き)、アーム、可変抵抗の組み合わせ。
抵抗値が変化することで、メーターの針が左右に振れる、というわけだ。
若干、配線内の接触が怪しいので、配線を新造。

とりあえず、問題なく動くようになりました。
問題は、ここじゃなかったんですけどね(笑)。

アーシングなんか無意味という意見もあるが

 

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いつの間にか、アーシングワイヤーだらけになったので、整理整頓しようかと。

増設したアーシング線は、IGコイルから1本ずつ、腰下から1本、合計3本引っ張ってきてるだけなんだけど、正規の黒/黄(アース)を何でもかんでもバッテリーターミナルに落としたら、えらいグチャグチャになってしまったという…


しかし、実際のところアーシングに効果があるのかどうかは不明(もちろん、正規のハーネスに設定されたアース線は確実に結線しないとダメ)。

 

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こないだ接続不良というか原因不明の発熱があったレギュレーターのアース線はダイレクトにバッテリーに落とす。
とりあえず、こんな感じでいいんじゃないかと。
作業は夜になったので住宅密集地は20時以降のエンジンONは自粛(笑)。

 

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そして、新しいイタズラを計画してみる…予算がないから、いずれまた…

テスト走行

今日はお日柄もよろしかったので、予定通りDT125Rのテストラン。

 

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YPVSプーリーにマスキングテープで目印をつけておきます。
こうすると、バルブの位置がどの辺りを向いているのか分かるので。

キーONでいったん反時計回り、そしてこの位置に戻る。
キックを踏んで火が入ると、ちょっとしてから左に回転。

困ったことに、ここからバルブが動かない。

スタートから巡航、ギアを1段落として回転数を上げても、まったく動かない(ように見える)。低速~中回転域のレスポンスは改善されたような気はするけど、スタートダッシュはモッサリした感じ。
おとなしく街乗りしている分には悪くない(原付二種として)。
交通の流れに乗ることも出来るので、そんなに酷くはないんだけど…微妙。

何が悪いのか…YAMAHAの2サイクル乗りでYPVS詳しい人がいれば教えてほしい(涙)。

 

一方のZは、順調だと思われる。

 

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田舎道を走ること2時間くらい。

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最後は人間が先にオーバーヒート。
サイドカバーもつけてこなかったし、腰袋も置いてきたので飲み切れず…
ちょっと残してしまいましたm(__)m

 

 

PS戻し過ぎではないと思う。
ケミカルでデポジットが落ちてきた結果、と信じたい(笑)。

強制開閉キャブを整備するならPJ一択じゃないかと…

しょっちゅうキャブをバラしてニードルの段までいじる人は、このブログを見ても
「素人どもめ」
と鼻で笑われそうだけど。

自分のようなサンメカは、自分で整備というか、大半が余計なことで遠回りなことやってるのが楽しかったりするわけで。

でも、迷路に入るのはカンベンだが…

この新型コロナウィルス騒動のさなか、奇しくもZ1RとDT125Rのキャブを何度もバラしたが、遠回りの原因は「ケミカル漬けにしたから大丈夫」という思い込み。

いつも春先、キャブをバラして部品たちをクリーナーに、一昼夜漬け込んだらキレイになっていたし。特にコイツは強烈。

イロイロ使ったけど、値段通りの働きをしてくれる。

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もう一度おさらいすると、PJ(パイロット・ジェット)は、アイドリング~低回転域までのMJ(メインジェット)まで行かない領域、アクセル(スロットル)でいえば、ちょい開いた辺り。
MJのように、どんどん燃料を送り込む必要がないので、ジェットの穴も細長い。

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クラシック音楽やってた人ならピンとくるかもしれないが、金管楽器のパーツみたいでしょ。ブラス(真鍮)製だし。

もちろんPJもクリーナーに漬け込むんだけど、どうやら堆積したスラッジは手ごわく、ふやけたりはするかもしれないが、内側にこびりついたまま落ちないこともある。

金管楽器の汚れなんかもそうだけど、洗剤入れたぬるま湯を通してもダメで、内側をブラッシングしないと完璧には落ちない。

そういうわけで、PJもワイヤー状の清掃工具でしっかりと”ブラッシング”してやらないと、PS(パイロット・スクリュー)PAS(パイロット・エア・スクリュー)をいくら調整しても「低回転域がおかしい」「下が使えない」なんてことになる。

PSがクリーンだと、スクリュー側のセッティングがドンピシャじゃなくても良い感じで走ってくれる(Z1Rがそうだった)。もちろんMJとかニードルのセッティングだって重要だけど、それまでちゃんと走ってたんだったら仕様変更する必要はないでしょ。

TM-MJNもDT125Rの純正キャブもシーズンごと、季節ごとにいじったことはない。
数年前の夏、オーストラリアから友人が来日して、一緒に海やら蔵王のてっぺんまで走りに行ったけど普通に走ったし、友人はあのZ1Rで宮城県~神戸~和歌山~鈴鹿宮城県をノン・トラブルで走り切ったのだ。

しょっちゅう試合に出場しているような人なら、セッティングも厳しいんだろうけど。
逆に季節ごと、あちこちいじらないと走らないキャブって何だ?
キャブ自体問題ないのに、春夏秋冬でセッティングいじらないとまともに走らないマシンは公道で走ったらダメだろ(笑)。

さて。
キャブも再度清掃したし(単気筒は10分くらいで終わる)、次回いよいよYPVSの最終テストします。

 

DT125RのYPVS修理

YPVSが不調で全然吹けないDT125R。
電解コンデンサを交換して完治した例、電解コンデンサトランジスタダイオードなどの電子部品を一切合切交換して治った例。

ネットでいろいろ見つけ、電子部品の総入れ替えが最もコスパに優れているようだったけど(部品の選別に時間がかかりそう)、掘り出し物のYPVSコントローラを入手。

ちなみに、DTだろうとSDRだろうとTZRだろうと、この辺りの年式のYPVSは共通。
フタを開けてみるとパーツナンバーが同一だし。
早速入れ替えて動かしてみる。
あまり詳しくないのだが、YPVSコントローラとバルブが正常な場合、全閉・全開動作を行い、全開位置(プーリーのU字穴とエンジン側の穴が同じ場所になる)で止まるらしい。

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で、キックを踏んでエンジンをかけてアイドリング状態になると、プーリーが反時計回りに回転(といっても30度くらい?)してバルブが閉じる。
あとは走り出して、回転数に応じてバルブが開いていく、ということなのだが、どうも回転数が上がってもバルブに変化がなさそう。
エンジンが黒で目立たないのでテープを貼ってみて、家の人に運転を頼んで様子を見るが、どうもマトモに動いている様子がない。

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バルブが全く動かない(全開固定)よりは、実用的になったものの、今度は高速の伸びがなくなってしまった。
道のりは長そうです。