1996年 1997年 1998年 オーストラリア ラウンドの旅で出会ったワーキングホリデーたち
先日「空冷Zとの戦い」に、珍しく”お便り”が寄せられましたよ。
スパムかと思いましたが、20数年前、ワタクシ、ホコリまみれのカッコでオーストラリアを走り回っていたわけですが、同じ時期にあの大陸を自転車で走っていた方からのコメントでした。
ワタクシは硬派でクールな漢のフリしてたので、本名を名乗ってましたが、あの頃、オーストラリアを貧乏旅行していた若者たちは「ラウンド・ネーム」という通り名を持っていて、たとえば…
ぼや:バイクに積んでいた荷物がマフラーで燃えたから
和尚:多分、坊主頭
ちょっぷり:チョップリフターというゲームが好きだった…んじゃないか?
松葉:単車でクラッシュ、骨折して松葉づえの世話になったから
スライサー:旋盤で指を切ったから(正体は芦屋のボン)
塾長:なぞ
教官:これもなぞ
リヤカーさっちゃん:実はリヤカーではなく手押し車で旅していた
などなど。
彼らの多くが、1996年~1998年、ワーキングホリデービザを取得、オーストラリアを旅していた若者たちの一部である。
ワタクシが旅を始めたのは1997年の5月半ば…ちょうど今頃。
あの時、本当にたくさんの若者たちと出会った。
いまなお、交流のある人達もいるが、ほとんどが音信不通だ。
1990年代後半、オーストラリアをラウンドしていた若者たちよ。
よい思い出をありがとう!!
いつか、みんながあの時の旅を思い出して、このページに辿り着いてくれることを願っております。
※肖像権侵害!という方が居れば、ご連絡下さい。
即刻、削除いたします。
小一時間ほど走ってみた
だいたい30kmくらい。
Tシャツに、ユニクロのパーカーを羽織ってその辺を流す。
めかしこんだライダーたちからは
「なんだ、コイツ。コンビニ行くようなカッコでバイクに乗りやがって」
と、思われたかもしれないけど。
おまけにサイドカバーも外しっぱなし。
レギュレーター冷えやすいというメリットもあるのかもしれないけど。
まあ、ようするに見た目はどうでもいい、ということで…
繰り返すようだけど、始動性も本当に良くなった。
普段から良く動いている通勤・通学用の原チャリなどが「ボタン一発」で火が入るような、あの感じである。
チョークを引いて、スロットルを微妙に調整して「今日はかかるだろうか?」ということがなくなった。ギアを上げても下げても、オートマみたいにつながるし、キャブも調子いいんじゃないでしょうか。
IGコイルをバッテリー直にしたせいもあるのか、すごく走りやすくなった。
Z1R-Ⅱ復活への道からの最後のZ製&時々BUELL
さんには、重ね重ね感謝です。
そして、コレ。
もういい加減、どうにかしたいんだけど、ディアスキン(鹿革)のグローブ、なかなか見つからなくて。
ちなみに有名人になると、Amazonの欲しいものリストに商品をブックマークしておくと、ファンから貢物が届くらしい。
エンジンに火が入った
おかげさまで。
Zのエンジンが無事に復活。
たくさんの方々からアドバイスを頂き、どうにかこうにか。
感謝します。
わざわざIGコイルの抵抗値を計測したのは、生まれて初めてだったりして。
あとミクニのTMキャブ(TMRじゃない)の加速ポンプ、外しました。
何故かというと、DT125Rのプーリーを固定するのに、この径のシャフトが要る…というのはウソだとして、MJN搭載のTMだと加速ポンプは、やや燃料過多になるらしく。
ポンプ入ってるフロート室のガスケットを変えるだけでいいんだけど、そんな都合よくガスケットを持っていないので、シャフトを抜いてやる。
この辺も清掃してやったけど、2.1Ωというのは、1.7ΩJの許容範囲±5%を超えているんじゃないだろうか。
というより、この抵抗ってホントに必要なの?
http://aonikike.blogspot.com/2011/08/blog-post.html
http://aonikike.blogspot.com/2011/08/blog-post_26.html
などを読みましたが…Gpzなどの後期には必要ないしなあ、とか。
「何が悪かったのか?」
というと、多分、ワタクシが悪かったんでしょう(笑)。
そういえば、時々「オーストラリアから持ち帰ったZ1R、すごいですね」と言われるんだけど、こないだ流行ったドラマの「テセウスの船」を観ていて「本当にこれがオーストラリアを一周したZ1Rと言えるのか?」と。
20年前、オーストラリアを走っていた時についていたパーツってどれだろう?
どこまで正確か分からないが、多分、フレーム、Fフォーク、スウィングアーム、ホイールとエンジンくらい。
エンジンだって、シリンダーはスープアップされてWISECOピストンが入っている。
ハーネス類で当時のまま使っているのは、スターターリレーとバッテリーの+端子を結ぶパーツだけ。
あとはメイン・ハーネスもインジケーターハーネスも別物、ウィンカーも社外品。
ノーマルのハンドルもサーキットで転倒してから別のヤツに入れ替えた。
エキパイ&マフラーも、帰国してから頂戴したもの。
フレーム、エンジン、足回りこそバイクの根幹かもしれないけど…
詳細はWEB版「空冷Zとの戦い」で。
htps://z1r2takeda.com/2020/05/09/ig-coil/
https://z1r2takeda.com/2020/05/10/2020510-relay/
不動明王
普通なら、陽気につられガンガン乗るはずが#STAYHOMEなので。
でも、やっぱり我が家のバイクたちは、不動。
不動明王というヤツだ。
DT125Rは、YPVS不良。
がんばって基盤の部品を入れ替え中。
マイコンがアウトだったら、もう動かないけど。
だれかYPVSコントローラー譲って下さい(涙)。
一方のZ。
キャブは再度、全バラ。
スロージェット?パイロットジェット?
こいつも、しっかり清掃しました。
作業途中にはがれた「結晶塗装」を塗りなおし
渡り廊下というかジョイントホースをぶっ壊してしまうトラブルも。
どうにか応急処置して火を入れようとしたが…
火が入らない。
コイルの抵抗(1次・2次)を計測するも異常なし。
こういう古臭いリード線を疑い…
すべて新品に作り替えるも…
これでようやく、火が飛んでいる感じ。
いったい、どうなってしまったのだろう…
つい前日まで火が入っていたのに。
いまは、うんともすんともいかなくなりました。
これが動かなくなったんだろうか?
ほぼ、お手上げ状態。
歴史に残るゴールデンウイーク
口にするのも憂鬱だが、やはり書いておかないとね。
COVID-19、新型コロナウィルスのパンデミック。
要点はふたつ。
伝染しない(させない)。
そして、元気なうちからメチャクチャ想像力を働かせるべきなのが、パンデミックが収束した後、どうやって生き延びるか。
SFなんかの「地球規模の大戦争が起きて…」と過去を振り返るシーンがあるが、いま、まさにその状態。ここからさらに悪くなるかもしれないし、ピークアウトから軟着陸に向かっているかもしれない。
そういう時代が終わった後、既存の価値観が大きく変化した後、それでも生き延びていくには、何が必要なのか。これをしっかり見極めていけないと、荒廃した世界を生きていくことは出来ないだろう。
さて。
現在進行中のDT125R(34X)。
YPVSのプーリーをぶっ壊してしまい、泡食ってました。
で、パーツが到着したので作業再開。
上がぶっ壊れたプーリー。下が新品。
タイコをプーリーにとりつけて、くるりとひっくり返すようにすると簡単。
と、その前に。バルブの位置を確認。
オレンジのパーツに囲まれた軸のところ、よくみるとポッチがついてます。
コイツが上を向いているのが正解。上下逆にならないように注意。
取付完了。
プーリーの上部、U型のガイドが車体側の穴と一致するように。
マニュアルでは4mmの丸棒で固定とあるが、何でもよろし。
IGオンにするが、YPVSはきちんと作動しない。
サーボ・モーターからワイヤーを外してIGオンにすると、同じ方向に2回ほど回って終わり。
You tubeなどで見ていると、プーリーが前後というか、左右に回り、正位置で停まるのが正常。ということは、ワイヤーがあろうがなかろうが、モーターも前後に回らないとダメじゃないの?
この辺、本当にノウハウがなく、いろいろな方々が書いたブログなどを参考にしているのだが、ぜんぜん分からない。
サービスマニュアルに書かれている電装チェックも全てクリア。
話は前後するが、エンジンにも火が入り、静止状態(無負荷状態)では、上まで回るから、スロー&メインは問題なく、火が入ってるくらいだからCDI(点火系)だって大きな問題はないはずだ。
「あ、コイツ困ってるなw」
なんて方は、ぜひぜひ教えて頂きたい。
ちなみに、カプラを外して接点を清掃して、もう一度組付けたら、今度はうんともすんともいかなくなった。
アホみたいに日干し。
ちなみにYPVSユニットって、どのくらい汎用性があるんだろう。
CDIとの関係もあるんだろうけど、単気筒で同じような系統のエンジンだったら、融通がきくような気がするのだが…
そういえば。
こないだ購入したフューエル・ワンを投入しようと思ったら…
OMG!なんてことでしょう。
燃料コックのフィルターカップに、とんでもないモノが詰まっていた。
ガソリンタンクのサビ。
タンクそのものは、数年前にサビ取りケミカルでどうにかしたはずなんだけど、やり方がいい加減でキャップ付近はサビが落ちなかったのだ。
https://z1r2.hatenablog.com/entry/64908666
多分、そいつが原因だと思われる。
いろいろやりたいことはあるんだけど、先にも書いたように、これから、どういう時代になるのか分からないので、とりあえず最低限の出費でバイクだけは臨戦態勢にしておきたいと思います。
とにかくYPVSを直さないと…!!
生き残っていけるんだろうか?
コロナウィルスでは死なない自信あるけど、パンデミックの影響による経済的なダメージは大きいんじゃないだろうか。
仕事的に「そんなに前とは変わらない」という人もいれば「むしろコロナのせいで忙しい」という人もいるけど、世界的にドンと経済が落ち込んでるんで、ここから先はホントにしんどい状況になるんじゃないかと。
まあ、でも「大変だ」とばかり嘆いていても仕方ないんで、少しでも楽しい話を提供したいと思います。
DT125Rの続きだけど「YPVS」のバルブが固着してるんじゃないか?
てのが前回の話。
結論から言うと、バルブは動いた。
多分、もとから固着はしていなかったのだろうか。
ただ、バルブ周辺をウェスでグリグリやると、ポロポロとデポジットが落ちてきた。
この耳カスのようなヤツ。
ホントはもっとゴッソリ取れてきたんだけど、うまく撮影できなんだ。
ケミカルのおかげなのかどうかは分からないが、とにかく動くことは動く。
が、YPVSのサーボ・モーターに接続されたワイヤーとプーリーが繋がったままなので、この動きが本来の軽快さなのか、つながったままなので、そんなに動かないのかは分からない。
YPVSの要ともいえるバルブ軸の延長にあるプーリーとワイヤー。
基部のところに穴が空いているのは、何かが外れて飛んで行ったわけじゃなくて、この穴とプーリー側の穴がピッタリ一致したところが「リセットされた状態の位置」なんだそうだ。この位置になるように、ワイヤーのコマを調整するんでしょう。
話は前後するが、ケミカルだのを買いそろえている間、シオシオになったチャンバーの化粧直しを行うことに。
うちに来る物は、だんだんと出土品みたくなるのが悲しい。
チャンバーを焼いて内側のカーボンを焼き切ってやる荒業に打って出るため、バーナーで焼いてみたが「こんなんじゃダメ」だそうで。
本気の人たちはBBQくらいの炎を起こして、チャンバーが赤化するくらい焼きまくるらしいんだけど、日中、住宅街でやるとヒンシュクを買いそうなので(いまさら気にする?)…
過炭酸ナトリウムをチャンバーの中にブチ込んで、お湯割りにしてやると、なかのカーボンがキレイになるという動画を見て試してみる。
パイプフィニッシュでやってる人たちが多かったけど、何本も買うとそれなりの金額になるので、こっちで試しました。
もっと真っ黒な水が出ると期待したけど、薄いコーヒーみたいのしか出なかった。
2回やってみたけど、同じ感じ。やり方が良くなかったのかも。
この後、サビの浮いたチャンバーはサビ取りクリーナーのようなケミカルでしっかり取ってやればいいんだけど、予算がないので、インパクトドリルにワイヤーブラシをつけて、ガリガリ磨いてやった。
「強」でやると、ブラシが表面で走って、身体に跳ね返ってくることもある。
特に軍手を巻き込むと大変。
エラい勢いで布地を巻いて、そのまま指がへし折れる可能性大。
昔、工事現場でアルバイトしてた時、ドリルに軍手が巻き込まれて、マジで指が折れそうになったんで。
錆を落としたら、耐熱塗料で塗ってやります。
使ったのは、コスパのよいコレ。
タンクやらカウルを塗った時は、塗装ブースまで作ってホコリには細心の注意を払っていたんだけどチャンバーはこんな感じで(笑)。どちらにせよ、チャンバーの何か所かには穴が空いてて、そのうち溶接してもらわないといけないので「見た目」がそれなりならいいでしょう、という方針。
話は戻ってYPVS。
おそらくエンジン内部でバルブは固着していない。
じゃあ、何がよろしくないのかというと
1.モーターが故障している。
2.YPVSの心臓部ともいえる「コントロールユニット」がおかしい。
3.バッテリーが死にかけていて規定のパワーが出ていない。
手っ取り早いのは「3」のチェック。
何度か補充電を繰り返しているが、どうもバッテリーは「すでに死んでいる」。
もともと安物なので、頑張ってくれた方だと思う。
「うーん…どういうこと?」
ガビーン…
もうホント誰か要らない125CC、プレゼントして下さい。
これがな、若い女の子のブログだったら、アップした瞬間、あちこちから
「ボ、ボクのDTを貴女に捧げます!!」
「ボクのDT、奪って下さい!!」
というコメントであふれ返るんだろうけど(笑)。
しょうがないので、オッサンはメルカリなり何なりでジャンクパーツを漁って直します。パーツが見つかるまで、一時中断です。