ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

鎌倉山 トレッキング

本当は、山形県の山寺でフリークライミングの予定だったんですが、山向こうは雪という予報でしたので、中止と相成りました。
ただ、予定が空いてるので、楽団四季のVoでもあるJと仙台市郊外にある小さな山へトレッキングしながら、先日習った安全指導者講習会の内容をフィールドでやってみることに。
といっても、Jは山岳のプロなので、フィールドで実践するのは、ワタクシの方です(笑)。
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車が入れるのは、麓まで。ここから、グイグイと歩いていきます。
結構、落石が多くておっかないので、麓からヘルメット着用でヨロシク、というJ先生の指示に従い、メットを装着します。

アプローチ時間は30分程度でしょうか。慣れないと、この辺りでヘバってしまいます。
若者が外岩行かないのは、こういう理由もあるのかもしれない、とジムインストラクターも言ってましたっけ。

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ほかにも、写真撮ったんですけど、何故かクラッシュしてました(涙)。
結構、ハングしてますね。

ここは、フリークライミングというよりアルパインライミングのエリアらしいので、この絶壁を登る時は、やりたい放題、何でもあり…らしいのですが、登攀能力のない我々は、迂回してなだらかな斜面を登っていきます。

なだらかといっても、かなりの急こう配、おまけに新鮮な落石がゴロゴロしており、デンジャラス。
今日は気温が低く、西側のルートには雪が積もっていました。
そして、さらにとんでもない強風。
スマホ持って写真を撮るのもおっかなかったです。
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おおむね、頂上。
眺めは最高。ただし、ホントに強い風で、Jも実はこの木にスリングを巻きつけて、確保しています。

東側の斜面に降りると、陽は照っており、風も当たらない。
とりあえず、ここで懸垂下降の練習や、流動分散、その他の訓練を。
頂上付近は、やっぱり強風なので「昼飯は、降りてハングの下で食おう」ということに。

ところが、急斜面を下りるのが、これまた大変。
足を滑らせたら、シャレにならない、ということで50mロープを使って懸垂下降することに。
J先生は、貧乏人のワタクシのために8環を恵んでくれました。

まあ、9mm以上のロープなのでATCでも降りて来れるんですけど、せっかくなのでイロイロと試してみました。
Jは「肩がらみ」なんてマニアックな手法で降りていきます。
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写真だとなだらかな感じがしますが、斜度はキツいと思います。
何より、足場がよろしくないですね。
ガランガランと落石が続くので、さっさと逃げていきます。

ハングの下で落石を避け、日向ぼっこしながら、飯を食う我々。
一応、もし、できたら、少し岩場も登ってみようということになっていたので、昼食後(といっても、時間が遅かったので、もう2時過ぎ)、ちょっくら偵察してみることに。

Jは、フリーをやらないに等しいのでビレイしてもらって、とりあえず、ヘタクソ同士がチマチマとやれそうなところを探す。
ネットでルート図を拾っていったのだが、ボルトは見つからない。
90度以下っぽいところもあるにはあるけど、スタート以降、どこにあるのか分からない。
このままズンズン登って降りれなくなったら洒落にならないので、諦める(笑)。

ハングのあたりは、はるか上空に終了点が見えるのだが、どう考えても登れそうにない。
「初心者のみなさんは、この辺いかがっすかあ?」てな感じで、割と低いところに、古いシュリンゲとロープで終了点組み合わせてるのがあったんですが、信頼性に欠けるので、その先を登るも、だんだん勾配がキツくなり、ハング状態。

岩肌は、ゴツゴツしてるから、ホールドは結構豊富。ハングでも効きそうなところがある。
けど、ボルトの間隔がそこそこあって、ここのクリップに失敗したら、相当の距離を落ちるなーと思ったら、心が折れてしまいました(笑)。
Jはピトン持って来たらしく「アルパインのルートなら、何でもガンガン打ち込んだれ!」と意気込んでましたけど、肝心のハンマーを車に忘れてきたという(涙)。

「このあたりで止めておこうか」というハングの先端に残置カラビナというか、諦めて回収しきれなかったヌンチャクの片方が置いてあったので、そこを終了点にして、トップロープでJが遊んでくれたらいいかな、と思っていたんですが、残念ながらあと少しで敗退。

これ以上やると、取り返しのつかない状態(安全面がどうこうよりも、ヌンチャク放置が大問題(笑)。何でかっていうと、貧乏人だから)になりそうだったので、よい子はマネしちゃいけない方法でヌンチャクを回収して帰ってきました(笑)。アルパインは何でもありっていうことで(笑)。

もうちょっと研究とジムで練習して再トライしたいと思います。