ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

世界ユース選手権2017 インスブルック 終了

10日間だけど選手たちにとっては2週間という長丁場だった競技も終了。
選手はじめチームのみなさん、お疲れさまでした。
西谷善子コーチ率いる「西谷ジャパン」は、金メダルをはじめ各メダルを大量生産。

1位:日本 計24個(金8個、銀9個、銅7個)
2位:アメリカ 計14個(金5個、銀3個、銅6個)
3位:ロシア 計15個(金4個、銀7個、銅4個)


一方で、この「あっさり感」。

そして、このエントリー

スポーツ・クライミングとは関係ありませんが

東秀樹さんのFacebookエントリーが、いまの状況を分かりやすく説明してくれています。

自分自身が、いつの間にか人生の半分くらい、常にオートバイが傍らにあって、さらにバイクブームの盛り上がりと終焉もリアルタイムに感じていますので、いまのスポーツ・クライミングを取り巻く環境にも100%喜べない、どこか覚めた目で見ている自分を感じます。

いま、自分の家族が競技に関わり、ありがたいことに「日の丸」を背負って国際試合にも出させて頂いておりますけど、彼の状況が本当に年相応の少年として理想的な日々を過ごしているかというと、どうでしょう。
これまで積み上げてきたすべてを「なかったことに」されるくらいの故障にも見舞われましたし、個人競技ですから、決勝では1人スポットライトを浴びて成功すれば大喝采ですが、失敗する姿を観衆に披露し続けることも珍しくありません。
もちろん、途中で棄権して逃げることも可能ですが、そんな選手はだれ一人としていませんから、とてつもない重圧を背負いながら生きているのだと思います。

先日も、期待されながら、最後には良い結果を出せなかった選手に対して、インタビュアーがいろいろと聞いていましたが、まだ10代半ばの選手が唇をかみしめながら受け答えする姿を見ていると(本人が無邪気に駆け回っていた時期を知っているだけに)、こちらまでが辛い気持ちになりました。

それでも、選手たちは全力で戦っているわけですから、そんな彼らを周りの人間、特に競技人口の99%以上を占める「レジャークライマー」たちが、どうやってアスリートを支えられるか、またアスリートたちが、我々とどのように関わっていくか、少しずつ考えて、この競技やレジャーが、日本に根付いていくような流れをつくっていきたいところです。