ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

30年以上、時が停まっている気がする

高校生の「進路資料」を目にする機会があった。
どこの大学に何人進学した、専門学校へ行ったのは何人だった、というやつだ。

そのなかに、就職の資料もあって、いま、令和4年、2022年現在、どんな事業所が求人を出しているか、とおそらく100社以上の求人が掲載されていた。

詳しいことは書いていないが、必要な条件はおおむね「運転免許(いまだと小型?)」だった。
なるほど、それはそうだろう、と。

で、いくらもらえるのか?

給料に愕然。
最低賃金はアタマに入っているから、まあそんなもんだろうな、とは思っていたけど、あらためてビックリした。

基本給で15万円前後だろうか。
20万円というのは、ほとんどなかった。
12万円、13万円というところもザラにある。

これになんちゃら手当がついたりつかなかったりするのかもしれないけど、基本給で15万か…

日本の労働者は基本的に週40時間までの労働。
1年間(365日)を7日で割ると、52週ちょい。
52週間×40時間=1年間の労働時間のMAXは2085時間になる(時間外労働含まず)。

で、月15万円の給料を12か月に直すと180万円。

年間180万円の給与を年間2085時間で割ると…時間当たりの給料は863円になる。
これだと、最低賃金を下回る可能性もあるのか…あるいは、年間勤務日数(所定労働時間)を減らして帳尻を合わせるかもしれないけど…


会社の経営者からは「そんなにうちは安くないぞ」と怒られるかもしれないけど、大昔のベースアップを見聞きしている方とすれば、15万円の給料がイケてるとは思えない。
まじめに高校に通って、卒業して、正社員として雇用されて15万円ぽっちしかもらえないの?と。

社会保険などが天引きされたら、12万~13万の間くらいでしょう。

1か月がんばって働いても、若者が大好きなiPhone買ったら何も残らない、そもそもiPhoneも買えるかどうか怪しい。

物価が変わらないならまだいいんだけど、輸入品が停まったら生活できない日本ですから、原油高騰、それに伴ういろいろな製品価格の上昇は、間違いなく打撃となる。

国際的に商品となりうるオートバイも新興国需要、上向きな景気に引っ張られて車体価格は上昇、それにともなって純正部品もどんどん値上げ。

円安だから、さらに苦しい展開に。


今後、いったいどうなるんでしょうね。