ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

時は流れる・・・

数日前から体調がかんばしくなく、それでもクライミングジム行ったり、近所のガキンチョどもとワーワー遊んだら、何だか調子が悪くなりました(涙)。
風邪、でしょうな。。。
ついでに、筋肉痛。もうケガといっていいレベルの痛みで、昨日は思わず8時過ぎに寝ました。

そんな状態で眠ったからなのか、すごい悪夢を見まして。
内容はまったく覚えていないんだけど、そして普段はホントにそんなことありえないんだけど、夢の中で気持ちいいくらい、ワタクシ、ワンワン号泣してるんですよ。
子供みたいに。

で、起きて「ああ、なんだ夢かあ」ともう一回眠りましたら、今度は真夜中の1時にケータイがブーブーいいだして、眠りの浅いワタクシはバイブでも簡単に目覚めるんですよ。
着信みたらね、実家から徒歩30歩くらいんとこに住んでるイトコからでした。

彼はイトコの中でも最年長に近く、一族の中でも社会的にもキチンとした人で、この人から真夜中に電話があるということは、一族の中で何かとんでもないことが起きたんだろうと、役立たずのこのワタクシでも分かるわけですよ。

そしたらね、案の定、叔父が亡くなったという報せでした。

ワタクシは神様も仏様も、UFOとか宇宙人とか霊魂とか呪いとか祟りとか妖怪とか超能力とか、そのほか超常現象の全てを大槻教授並みに信じないのですが、どうしてか「虫の報せ」のようなコトを感じるようです(そういう力を持っている、とは言いません。偶然の産物だと思っています。現に父親が亡くなる時には、何も感じませんでしたから)。

この叔父というお人は、誤解を恐れずにいえば、一般的な人ではなく、ある面においてはカタギではなかったんだと記憶しています。いわゆる社会の「裏」にも足一本か、身体半分かを踏み入れていたところがあって、ご自身もそれで良いこともあったでしょうし、悪いこともあったと思います。

そんなことだから、身内の我々にも影を落とすこともあったようですが、今でいえば「チョイ悪オヤジ」だったのかもしれませんし、人によっては「すごくコワい存在」だったのかもしれません。

でも、おいっ子のワタクシには優しくて、他の大人たちが知らない面白い話をしてくれるダンディーな叔父さんだったのです。

1か月ほど前、入院先にお見舞いに行ったのが最後だった。
「手ぶらで来た代わりに、快気祝いはドンと出すから。ドンっていっても、そんなに出せないけど」とか言ったら「快気祝いかあ。いつできるかねえ」と遠い目をした叔母が、ちょっと切なかった。
「まあ、そうはいっても、こんなものを持ってきたんだよ」
と、塩釜神社の桜を見せたら、すごく喜んでくれた。

叔父がどんな人生を送ってきたか、本当のところはあまりよくは知らないのだけれど、晩年はおおむね幸せだったんじゃないかな、と思う。

なので「御苦労さま」と、送り出してもいいんじゃないかと思う。