ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

オオクワガタ コクワガタ 飼育日記 【産卵】

「こうすればいいよ」などとは、長年ブリーディングしてらっしゃる方、プロのショップに失礼なので、あくまでこれはそういう方々の教えを参考にしながら、少し余裕というか遊びを持ちながら、累代飼育にチャレンジしたものです。
初めての方々の参考になればいいと思ってますので、中級以上の方には何にも役に立ちません(笑)。


そのかわり、本当に自分でやってみたことばかり書いています。


ワタクシが累代飼育にチャレンジしたのは、イトコからもらったコクワガタ
初めてだったので、見よう見まねでやってみましたが、翌年には沢山のクワガタが産まれました。
なかなか、感動的でしたよ。

やってみて分かったのですが、オオクワガタも大きさが違うだけで同じようなやり方でOKでした。
コクワガタは、あまり価値がないような扱いを受けていますが、アゴと身体のバランスとかみると、実は一番美しいフォルムを持っているんじゃないかと…個人的にはそう思っています。

そして、上手に育てると、結構大きなサイズになります。
今はこれくらいのサイズですが、もう少し大きなヤツも育てたことがあります。

イメージ 1

【産卵】
オス、メスをペアで飼えば、十中八九ペアリング(交尾)してくれます。
ちなみに、コクワガタはそこまで出来ませんが、普段は、オスとメスを引き離すといいますか、1匹ずつ飼育するのが基本だそうで、十把一絡げで飼育すると、何だか知りませんが、ケンカしてしまいます。
この場合のケンカ、というのは殺し合いで、バラバラになった手足が散乱してることも。

実はコレでオオクワガタを何匹か失ってしまい、後悔しています。
世の中のサイトを見ると「共食いはしない」といっていますが、つい最近、成虫を食っているメスがいましたので。
どうやら、産卵に際し、たんぱく質を欲しがるらしいんですね。
なので、ヨーグルトやバナナなどを与える人もいます。
うちでもやってみましたが、それが産卵数にどう影響したのかまでは分かりません。

私見ですが、交尾を終えた連中は引き離して、ノンビリ生活させてやるべきかと。
自然のままでいい、という方もいますが、自然はもっと大きいですからね。それこそ鶏小屋みたいに大きなところに飼うなら、何十匹も同時に飼えるでしょうが、飼育ケースくらいの大きさだと、どれだけ大きくても虫たちにとっては、あまりよい住環境ではないでしょうから。

産卵させるには、まず「朽木」を用意します。
産卵木として売っているモノでもいいですし、シイタケ栽培用のモノでも代用できます。

朽木は、十分に湿らせてやる必要がありますが、それと同時に中にいる別の虫(カミキリムシなど)の卵がいると危ないので、やっつけなければなりません。
一部の方々は電子レンジで「チン」しちゃいますが、高熱で発火したり、木の燃えたニオイが電子レンジに移ったりしますので、オススメできません。

ワタクシは同じ効果をもたらすことを期待して、熱湯づけにしてます。
ひと晩もおけば、十分浸透しますから、そしたらマットに埋めてやります。

何本も埋めてやると、たくさん卵が採れるともいいますが、どうなんでしょうね。
昨シーズンは2年目のメスに二本くらい埋めてやりましたが、なんと割り出しで出てきたのは、たった二匹。
確か、うち一本はスッカラカンだったような・・・

マットに埋める時、一応、エサは多めにあげてます。
いろいろな動物がそうであるように、産卵時には沢山の栄養が必要なので…
先に書いたようにヨーグルトやバナナといった高タンパクメニューを用意してやっています。
気休めかもしれませんが(笑)。

イメージ 2
これは、マットと埋めた朽木のイメージ映像です。
実は、この写真に写っているのは朽木ではなく、木の表皮。
クワガタたちの足場にしています。
撮影で分かりやすくするためで、本当はこんな感じで木の表面を少し出してやってます。

周囲に木くずが出ていたり、メスが木をほじくっていたら、産卵行動に出たとみていいでしょう。
ただ、上手にというか、奥ゆかしく産卵するメスもいるので、なかなか見抜けなかったりします(笑)。
たいていのメスは、堂々と木を掘り進むので、視認できます。
そしたら、オスを引き離してもいいんじゃないでしょうか。

朽木のサイズですが、中くらいのモノが安心です。
感覚的には、ビールの350ml缶に近いサイズです。
大きいのを使ったこともあるんですが、用意していた飼育ケースに合わなかったり、並べることができなかったりしたので、その位のものがいいと思います。
逆に細くても、割り出しの時にやりづらいので・・・

いつ頃、この朽木をセットするのかというと、将来、羽化させるタイミングもあると思います。
というのは、どうやら早いうちに産卵したものは、1年くらいで成虫になるのですが、晩夏にセットしたものは、翌年まで成虫にならないようなのです。
実際、我が家のオオクワガタもそうでした。

これを解決させるには、冬場の温度管理などがあるみたいですが、ワタクシは「自然のまま」でいいと思っているので、梅雨明けくらいに産卵木をセットして、9月ごろに割り出ししています。

ただ、この方法で、羽化のタイミングがズレると、その年は交尾しないケースもあります。
オオクワガタは生まれた年は産卵しないと言われていますが、入手したオオクワガタはその年に産卵したんですよね(ただ、本当にその年に羽化したかどうか、は分かりませんが)。

プロのショップなどを見ていると、初夏には羽化させてるようですが、冬場の温度管理が影響しているのでしょうかね?我が家では、さすがに屋外に置くことはありませんが、暖房のきかない場所に置いてます。

次回は、割り出しについてお話ししましょう。