ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

オイル漏れ修理の続き

手をつけて分かったんだけど、ボルトの何本かが緩んでました。


増し締めしてない?



よろしくないですね。
気づいたからよかったけど。

もしかして、それも原因?
三本線の取り出し、液体ガスケットでコーキングしたはずですが、ポロリしたので…
とかね、微妙な言い回しすると、また変なコメントが投稿されると(笑)。いまどき、普通のサイトからリンクする奴いるのかな?
Yahoo!ブログは、その辺を対応する気が皆無のようだから…



そのうち、ここも引き払うかも…?

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さて、紙ガスケットを壊さないように剥がしていたら、何と塗装が剥がれている。
やはり、ただ塗っただけじゃダメみたい。
ヘッドやシリンダーはまだしも、ケースのカバーは、それ程熱くならないみたいね。
なので、テキトーに剥離してやり直し。サンブラあれば、楽だったろうけど、剥離剤で。
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コツは『果報は寝て待て』。
残った塗装はヤスリ当てるより、ウェスに剥離剤を含ませて拭いた方がいいみたい。
剥離剤って意外に高いから、上手に使ってやらないともったいないので。

しかし、どうやって焼き付けるか。
でかいオーブンがあればいいが、あったにしても家庭用、調理用器具は使わない方がいい。
心情的にも。

昔、冷蔵庫にアオイソメ入ってた時は嫌な気がしましたもの。
父親の仕業でしたが。


あれこれ考えてみて、BBQに使うバケツ、あれに炭火を起こして、やってみることに。
多分、割といい加減でも何とかなるんじゃないかと(笑)。
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そんなことやってたら、近所の小学生が集まってきて。
昔は小学生相手に偉そうなこと言ってたな。
「いいか、男と女が違うように人間も皆ひとりひとり違うんだから、みんなと仲良くしろとは言わない。が、感じ方とか考え方が違うんだということ、カレーが美味いというヤツもいれば、ヤキソバが好きだというヤツもいる。どっちが美味いとかは人によって違うんだからな」
と最初はマトモそうなことを言いながら
「男と女も違う。コンセントと同じだ」と電気製品を見せながら説明してやる。
父兄からは、ものすごく不評でした(笑)。
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ちなみに、たった一度っきりでしたが、知人に頼まれ、東京の女子高で教壇に立ったことがあります。
おそろしいことに(笑)。
海外生活とは何ぞや、みたいなことをお話ししただけなんですけど…いろんな意味でドキドキしてました(笑)。


話を戻すと、とにかく適当な感じでも焼きつけは可能なんじゃないかとね。
適当どころか、炭火だからそれなりですよ。
あんまり調子こいていると、アルミが歪みますから、遠火の強火で。
エキパイ用だから、あの「熱さ」になればいいんでしょうよ、と。
それよりは少し温度が低かったと思いますが、面倒なのでOKにしました。
裏側、コイルがつく方から焼いたんだけど、ものすごく炭火臭くなりました(笑)。
脱脂しても取れませんが、もういいや。

で、三本線がつくゴムパッキンを掃除して、もう一度液体ガスケットを充填してやります。
昔は本当にここが漏れの原因でしたが、ゴムパッキンを換えてケースとの隙間に液体ガスケットを充填してからは、ピタリと停まりました。
単に漏れてるところを脱脂して液体ガスケットを塗りたくったこともありましたが、手抜き工事では停まりませんでした。
面倒でもいったん外し、新しい部品を使ってやるとよいかと思われます。



この日の作業はここまで。
ガスケットが乾くというかゴム状になるまで放置です。


翌日、作業を再開。
天気が不安定なので、作業がはかどらない。
突然ドバーっと雨が降ってきたりして。
天気が良くなってからでもいいんだけど、エンジンむき出しになっているのも気分が悪いので、傘を差して作業を再開。
この季節、蚊が襲来するので、蚊取り線香も必需品です。
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紙ガスケットを破らないように注意しながら、カバーをとめてやります。
特にマグネットの磁力でコイルを持っていかれるので、要注意。
ガスケットは液体ガスケットで薄く糊づけしてやると作業効率があがります(たくさん塗らないように)。

ボルトを締めこんだら、いっちょうあがり。

所定の位置にバイクを戻そうとしたら、ワイヤーロックをしていたのを忘れて、危うく噛み込みそうになりました。
シドニーに住んでいた頃、それでワイヤーをチェーンとスプロケに食い込ませ、どうにも人力では取れなくなって困っていたら、近所で家のリフォーム作業をしていたモーターギャングの一味に助けてもらったことがある。
彼は往年のハードロッカーのような髪型、ものすごい鷲鼻でハルクホーガンみたいな口髭をたくわえ、ケンカでやられたのか顔中が傷だらけで、サングラスを外すと「イッちゃってる」目をしている。
多分、マリファナも常用しているんだろう。

「どうしたあ?外れないのかあ?まっかせてよー!」
オレと友達、男二人がかりでも外せなかったロックだぜ、おい。
しかし、彼は丸太のような腕で、いとも簡単に外してしまった。

「どうだ、すげえだろ、ワハハハ…お礼と言っちゃなんだけど、そのバイク乗らせてくれよ…ウヒヒ」
何でも、彼はハーレーに乗っているらしいのだが、この頃乗ってないから、ちょっとだけ乗りたいのだという。
100人いたら120人が「強奪される」と思うでしょうね。
「わかった。乗ってもいいから、オレを後ろに乗せてよ。ところでヘルメットは?」
「そんなのいらねーよ、ヒーハー!!」
ボクが住んでいたエリザベス通りは一方通行なんですけどね、彼はそんなの関係ない!とばかりに逆送。
横断歩道を渡ろうとしていたオバサンを「邪魔だあ!」と蹴り飛ばすようなアクションで停めて。
家にまで連れて行かれた時は、絶対に殺されるか犯されると思いましたね。
ヘトヘトになって帰ってきて、近所のパプで飲んだんだけど。

「いやいやまいった」とビールを飲んでたら(当時はビールが飲めたのです)、金髪のナイスバディなウエイトレスが「あら、あんたブッチと一緒に遊んでた日本人ね?」と微笑む。
彼女はこのパブの看板娘のひとり。ブッチとはさっきのモーターギャングの名前だ。
「まーね。でもさんざんだったよ。信号は無視するわ、家にまで連れて行かれるわ」
「あら、家にきたの?」
「え?家って…あなた、奥さんなの??」
あんな醜い顔した男に嫁いだものだ。
助けてもらったことも忘れてそんなことを思っちゃったりする。
すると彼女は「違うわよ」と笑って


「ブッチは私の兄なのよ」


絶句。
えーこんなカワイイ女の子のお兄さん?
日本じゃね、ジャイアンの妹はジャイ子なのよ!
言っても分からないから言わなかったけど(笑)。


まあ、そんな話を思い出したのです。
雨があがったら、今度はとんでもない暑さになり、シャワーを浴びましたとさ。