ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

The North Face Cup 2016

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今年も出場する機会に恵まれました、The North Face Cup 2016
全国で開催される地方大会から勝ち上がってきた選手だけが、この本戦に駒を進めることができます。
第1戦が8月の上旬ですから、半年以上もかけて各地で各カテゴリーの代表選手が選抜されます。

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下は8歳から、上は世界選手権の覇者まで。
世界的にも有名な、The North Face が主催するこの競技は、まさに国内最大のスポーツ・クライミング大会といっていいでしょう。
この頃、TVやメディアなどで国内の有力選手を目にする機会がありますが、ほとんどの選手がこの試合に出場、それぞれが参戦するカテゴリーでの「日本一」になるべく、しのぎを削ります。

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大会運営の「顔」でもある、平山ユージ氏。
世界中のクライマーに知られる、生きる伝説です。

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登るコースは「課題(Problem)」と呼ばれ、まさに謎を解くようにして登ります。
写真は青いテープの通りに登る課題。
持つところも、足で踏むであろう部分も、こんなに小さく、ソラマメのようなオブジェクト(ホールド、とよばれる)は、まるで持てる場所がありません。

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一見、無理な体制ではありますが…

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どうにかすると、こうして、身体を上げることができます。
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この大会、準決勝までは「セッション方式」といって、選手がお互いに登っているところを見ることができます。
自分では謎が解けなくても、他の選手が登っている様子を見てヒントを得ることも出来ます。

一方、決勝は他の選手が登っているところを見ることは出来ません。
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選手たちは、このように完全隔離。
これは、試合前だったので、割と自由に話しかけたり、写真を撮影することもできますが、いったん、競技が始まってしまうと、誰との接触も出来ません。

また、競技中、観客が選手にヒントを与えるような声援も出来ませんので、必然的に「がんばれ」とか「ガンバ」とか、そんなことしか言えなくなるわけです。

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今年は、何とか表彰台の真ん中に立つことができました。