ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

バタフライ・エフェクト

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仕事で中国に出張した時、機内で観た映画。
他にも別の映画を観て、時間が余ったのでチョイスしたのだが、これが滅法面白かった。

主人公は大学生。
ある日、幼馴染の女の子と再会。
懐かしい話に花を咲かせるが、だんだん彼女はテンションが下がり、最後に「そんな思い出話をしに帰ってきたの!?」と激怒。
しかし、主人公にはいまいち彼女を怒らせ、かつ悲しませたことがピンと来ない。
幼い頃、彼は部分的な記憶喪失を患っていたのだ。

数日後、彼のもとに彼女が自殺したという連絡が入る。
自ら命を捨て去りたくなるほどの彼女の過去とは、一体…?
かかりつけの医者の薦めで日記をつけていた主人公は当時の日記帳をめくる。

脳裏に浮かび上がる当時の映像。
すると、彼は全ての記憶を持ったまま、過去へと時間を遡る。
彼女は実の父親からの性的虐待を受けていたのだ。
「それさえなければ、彼女は死ぬことはなかった…」
過去を変えることで、彼の人生も大きく変化する。
全てはうまくいくはずだったが、またも彼の人生に大きく影を落とす出来事が…

失敗してはタイムスリップ(?)を繰り返す主人公なのだが、どうにもうまくいかない。
彼女を救えたとしても、友人や家族が悲惨な末路を辿ってみたり。

「もー何やってんの!?そうじゃないでしょ」と突っ込みを入れたくなるところだが、ついつい感情移入してしまうのも事実。
男はつらいよ』第17作にもあったように「こうすればよかったなという後悔」「どうしてこんなことをしてしまったんだろうという後悔」…誰もがそう思うことがあるから、コメディにならないのかも。

無限にやり直しがききそうな気もするが、とうとう「まったなし」の状況に。
最後の賭けに出た彼は…?
『切ないハッピーエンド』というキャッチコピーが全てを物語っていたりする。

実は、機内では時間の都合で最後まで観れなくて、日本公開までその後1年を要した映画。
どうせすぐにDVDになるとは思いつつ、気になって仕方なくて映画館へ。