ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

被災地から、あれこれ

TVなどで報道されている、学校の体育館を使った「避難所」へ行ってきました。
と、書くと何か使命を帯びて訪問している風ですが、家を失った知人がそこに滞在しているためです。

「もう少し早く行けばいいのに、なにしてんの?」

と、言われそうですが。
ワタクシが、少しひねくれた性格だからかもしれませんが…

「いま、声をかけても何も出来ない」
「お見舞いなんかもっていっても、何の足しにもならない」
「どんな言葉を用意しても、空々しく聞こえるのではないか」

という思いが先行して、お世話になった人にも、なかなか連絡を取れずにいました。
「そんなこと、ぜんぜんないんだよ」とはおっしゃっていただきましたが。

もともと、あっけらかんとした人だったので、おそるおそる「どうですか?」と聞く前に、向こうからどんどん話が出てきました。

「テレビで見て知ってるだろうけど、おもしろい連中(ボランティア)が沢山くるんだよ、ここは。
マッサージします、てのはいいんだよね。実際、体育館の床は硬いし(一応、マットレスのようなものは敷いています)さ、やってもらうと気持ちいいんだよ」

そういう人がくるのは、ありがたいですね。

「ところがよ、なかには『気功をやります!』とかいうヤツがいてさ。離れた場所から手をかざすだけでさ。そんなの効いたかどうかなんて、わかんねーよ、実際。『これで気が変わりました』って言われても、ふうん、そうですか、はい、ありがとうございます、しか言えねえだろう」

まあ、でも、もしかすると中から何かが変わったのかもしれませんしね(笑)。

「あとはさ、●●とか、●●●とかなんてさ、ホントに効くのかなんてわからねえって言ってやってさ、本当にボランティアなのか、どっかから金を引っ張ってきてるんじゃないかとかさ(以下、内容が過激なので自粛)」

もう話は停まりません。
ほかの被災者からも言われたんだけど、ボランティアを名乗った詐欺まがいの行為が横行したり、ボランティアでも「被災者が求めていることを実現する」ために現地入りするのではなく「自分がこういうことをしたい」という自己陶酔型のボランティアは「これはできません」「それは無理です」と、役に立たないケースもあるみたいで。

でも「自分は何ができるだろうか」という思いで現地入りしても、やれることは沢山ある。
動機は何でもいい。
彼女にカッコいいところ見せたい、とか。
芸能人に会えるかもしれないとか。
さっきの自己陶酔でもいい。
現地に入って、出来る範囲のことをやって、被災地の現状を肌で知って、それを皆に伝えるなり、さらなる支援するなり、これからの自分の生きる道に役立てるなりすればいい。

芸能人といえば、なんと、川村ゆきえ嬢が石巻入りして炊き出ししたんだって!
となりでゆきえ嬢のお手伝いしたかった(涙)!!
これ以上ないくらい、働いたのに!!!!という男子は多いんじゃない(パニックになるかもしれんが)。
という、不純な動機でも、それが現地が求める結果と一致すればいいわけで(笑)。