ブログ版 空冷Zとの戦い

Kawasaki Z1Rに関するブログ?

ウルルンでうるうる

ひさしぶりにみましたよ。
川村さんが登場するってんで。

そりゃ、グラビアも大変魅力的なんだけど、実はこのヒトの魅力ってこないだの「田舎へ・・・」でもあったように、旅モノの番組でみせる、ちょっとしたときの「素の部分」という気がしたなあ。

カメラではあまり映ってなかったけど、何故か砂漠にはたくさんいるハエとか、多分しんどかったと思うけど、毎日のゴハンとか、トイレとか。。。

このごろは行かなくなったけど、10年前にいわゆる「極地」をあちこち探検してた頃は「ふかふかの布団で眠りたい」とか「シャワー浴びたい」「アタマ洗いたい」とか思ったもの。

少しおなかがゆるくなったりもしたんじゃないのかね。
それでも、ニコニコがんばって楽しく過ごそうと前向きになってる姿がよかった。

もしかしてカメラ回ってないところで、ため息混じりだったのかもしれないけど。
オレなんかは、こういうキャラだったので誌面でも、ぶーたれてたけど(笑)。
でも、時々ココロとは裏腹にやりたくない、行きたくないと思っても「・・・ざるを得ない状況」もあって。
そういう時、自分の旅なのに、自分の旅じゃないなあとか思って。
思いながらも、誌面では「さあ、こっちへ行ってみようかな」みたいな描き方してね。

それにしても、終わった後、ゆきえ嬢がうるうるどころか、はらはら泣いてたところね、年甲斐もなくうなずいて「よくやったぞ、ゆきえ」とか思ってんの(笑)。
もう、娘をほめるお父さんの感覚。

いや、よくやったと思う。
女の子であのステイはきつかっただろうなあ。
もし、同じシチュエーションだったら、もうムリ。
身体も心もついてこない(笑)。

ある旅ライダーが数年前「Takedaさん、まだああいうことできます?自分はもう無理」とか言って。
ちょうどそのとき、オレはあるミッションで10泊キャンプした直後だったから「こないだやってきました」とか言ったんだけど・・・仕事だからってのもありましたもの。

やれって言われたら、ノウハウもあるし、身体が慣れればOKでしょう。
けど、精神的にというのか、多分「よっこいしょ」という感じ。
20代の頃は、この「よっこいしょ」というのがなかった。
思い立ったら、すぐに旅支度だった。

この年齢になると、それが難しい。
多分、いろいろな事柄に対して、強い鮮烈な「興味」や「好奇心」を持つことがなくなり、流していってしまう。
若いネコや犬がねこじゃらしとかおもちゃに強く興味をもつのに、10年くらい生きたロートルは、そういうことにも無関心になるでしょう?

あれと同じなんだと思う。
そうならないように生きていこうとは思うんだけど、思い直した頃ってのは、たいてい忙殺されたり、そういうことが許されない立場になっている。

10数年前、オッサンオバサンたちに「いまのうち、楽しんどけ」と言われても「オレは一生楽しむんじゃー」と豪語してたけど・・・
気がついたら、そういうことを言う立場になっちゃった(笑)。

この年で気づいたのが早いのかどうか分からないが・・・
そして、せっかく仕事とはいえ、日本を飛び出す機会があるのだから「いま、この年齢になったから、感じられる旅」にしてこようと思います。


というわけで、今週中ごろには、オリンピックに沸くお隣の国へと行ってまいります。