シドニーの東京ビレッジ(東京ビレッヂ)が8月に閉店
存在は、シドニーで暮らしていた頃から知っていましたが、実際に宿泊するのは初めてでした。
旅を終え、数日間は廃人のような日々を過ごしていたのを覚えております(笑)。
さすが、シドニーはオーストラリアの顔だけあって、未だ見ぬ景色に心を躍らせるラウンド前の旅行者、旅程を終えて、しんみりと余韻に浸る者が混在して、独特の雰囲気を醸し出していました。
20年が過ぎた今も、年賀状のやり取りくらいはさせてもらっている方もいます。
そんな東京ビレッヂも無くなったのですね。
良く分からないのですが、いまも、あの大陸を小汚いカッコで旅する若者はいるのでしょうか。
お金と暇があったら、もう一度やってみたいか、と聞かれますが、やりたいかどうかは別として、もう出来ないと思います。
いま、同じような装備と感覚で旅に出ても、良くも悪くも旅を「こなして」終わると思います。
ああいう旅は、将来に夢や不安を抱えた若者がやるからいいのです。
気持ちも身体もイッパイ、イッパイになって、毎日テンパったような状況で、自分自身の何かに気づく、そういう旅が出来るのは、若者の特権です。
もし、旅に出ることを迷っているのであれば、いっぺん出てみることです。
よい旅になるか、よい出会いがあるかは分かりませんが。